↑ 2018/03/28 撮影
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[ ケシ科キケマン属の多年草 : 毒 ]
本州関東以西~九州にかけて、
原野や山麓に自生します。
草丈は、10~20cm。
丸い塊茎は不定形で径約1㎝、
数本の細い根生葉と花茎を出します。
古い塊茎の上に新しい塊茎が重なります。
根生葉は、細く長い柄を持ち、2~3回3出複葉です。
小葉は全縁、または2~3裂します。
茎葉は普通2個付きます。
苞葉は、菱形の卵形で先が尖り分裂しません。
花期は、4~5月。
茎頂に総状花序を出し、
長さ1.2~2.2㎝の筒状で紅紫色~青紫色の花を数個横向きに付けます。
花冠の先端は唇状に開き、後部は距になります。
雄しべは6個で両体雄しべとなります。
果実は蒴果で、長さ1.7~2㎝の線形です。
近縁種のエゾエンゴサク(蝦夷延胡索)は、
北海道~東北地方の日本海側に分布します。
この仲間の塊茎を湯通しして乾燥させ、
生薬の延胡索(えんごさく)として、
胃痛・腹痛や胸焼け、食欲不振などに利用します。
名は、生薬名の延胡索と方言で菫を太郎坊、これを次郎坊と
呼んでいたことから付いたそうです。
友人から戴いたものです。
弱々しい細い茎に繊細な葉を付け、
開き始めの花は紅を帯び、
すっかり開花すると青味が強まりました。
可愛いらしい花の小群落になることを希って…。
2018/03/18 撮影
2018/03/26 撮影
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2018/03/28 撮影
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2018/03/29 撮影
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2018/03/31 撮影
2018/04/02 撮影
2018/04/07 撮影