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ナチ犯罪に時効なし

2013-06-13 | 国際ニュース・世界情勢

  第2次大戦の日本の戦争責任を徹底的に追及せず、米軍の利害の為A級戦犯を免罪し、なおかつ政界に復帰させた米国の罪は大きい。 その後、戦争の責任を認識もしないA級戦犯とその次世代たちはさらに、責任どころか、戦争が正しかったという論調で、日本の政治を、勝手気ままに蹂躙していることは許せない極みです。 国際人としての恥とも言えましょう。
  こんな日本が、
世界の流れと大きく違っていることの例をご紹介しましょう

独 追及に新たな波

  ドイツでナチ犯罪追及の新たな波が起こっています。第2次大戦中にユダヤ人などの大量虐殺の舞台となったアウシュビッツ・ビルケナウ強制収容所のハンス・リプシス元看守(93)を5月6日にドイツ南西部シュツットガルト検察当局が逮捕。5月30日には、同じくアウシュビッツ・ビルケナウでナチ親衛隊の隊員だった、旧東独メクレンブルク・フォアポンメルン州出身の3人が捜査されていることが明らかになりました。

「ナチ犯罪に時効なし」の原則が1979年に確立

 ナチス・ドイツは、隣国への侵略戦争や600万人を殺害したといわれるホロコースト(ユダヤ人大量虐殺)など数々の戦争犯罪をしてきました。ナチスが連合軍に敗れ去った後、ニュルンベルク国際法廷は、ナチスの最高幹部19人に有罪判決。日本と違うのはその後、旧西独で自国の裁判所によってナチ犯罪を裁き続けていることです。

 「ナチ犯罪に時効なし」の原則が1979年に確立しました。独検察庁がつくった、ナチ犯罪について情報収集をし、捜査する「ルードウィヒスブルク・ナチス犯罪追及センター」によると、1945年から96年まで10万6496人が裁判にかけられました。その後の裁判も含め、2010年1月までに有罪になったのは6498人です。

ナチ親衛隊員の刑事責任―さらに49人訴追へ

 一方、1969年、独連邦裁判所は、アウシュビッツ強制収容所の歯医者が具体的な虐殺への関与が証明されないとして無罪を言い渡し、この判決が先例となり、訴追への障害となりました。

 今回のナチ裁判の新たな波は、その先例を覆す判決が2011年ミュンヘン地方裁判所で出されたことがきっかけですポーランドにあったゾビボール強制収容所で看守を務めたジョン・デムヤンユク被告は、法廷では虐殺への関与は証明されませんでしたが、看守でいたこと自体が虐殺への関与だとして、禁錮5年が言い渡されたのです。

 「ルードウィヒスブルク・ナチス犯罪追及センター」のトーマス・ウイル所長代理は、独メディアに3日、「1000人以上のナチ親衛隊員の刑事責任を洗いなおす作業に取りかかった。うち、独国内に暮らす49人のアウシュビッツ収容所の看守を焦点として訴追すべく動き出している」と語りました。いずれの容疑者も高齢であり、捜査が急がれます


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