防衛省が米軍新基地建設に向けた工事を沖縄県名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブ内で開始する中、新基地阻止へ座り込みを続けるヘリ基地反対協議会は5日、資材搬入路となるシュワブのゲート前で抗議集会を開きました。
(写真)「新基地建設を許さない」と抗議集会
に集まった人たちと、赤嶺氏(前列中央)=5
日 、沖縄県名護市・米軍キャンプ・シュワブ前
猛暑の中、警察などの監視の下で緊迫するゲート前には地元・辺野古区の住民をはじめ県内から約150人が集まりました。
日本共産党の赤嶺政賢衆院議員は、政府が刑事特別法による住民の抗議運動弾圧を示唆していることにふれ、「県民の世論を抑え込もうとしているが、集団的自衛権行使反対のたたかいが安倍政権を追い詰めている」と強調。現地・辺野古でのたたかいが平和と民主主義を守る全国の運動を励ましているとのべ、「県民の団結で新基地を許さない世論を大きく広げよう」と呼びかけました。
この日、東村高江への米軍ヘリ着陸帯建設を許さないと、座り込みの支援に訪れた、うるま市の具志川九条の会の会員40人以上も辺野古に駆け付けました。
ヘリ基地反対協は、防衛省が早期強行しようとしている埋め立てに向けた海底ボーリング(掘削)調査を阻止するため、7日午前8時からゲート前・海上での連日の監視・抗議行動を始めます。県内外に行動参加と支援を呼びかけています。