東京都が築地市場(中央区)を、東京ガス工場跡地の豊洲新市場(江東区)に移転する計画の問題で、移転中止を求める都民が1日、新宿で「やっぱり築地でええじゃないか!新宿港町行進」を行いました。
参加者は「築地でええじゃないか!」「セリ市場の伝統守ろう!」とコールをあげながら、太鼓などをたたきながらにぎやかにパレードしました。
パレードを呼びかけた「築地を愛する市民連合」の渡邊力さんは「日本の文化の象徴のような築地を守っていきたい。みんなで築地の魅力を訴えましょう」と語りました。
全労連・東京中央市場労組の中澤誠委員長は「(移転は)はじめから無理筋な話で、早く損切りをしないと大変なお金がかかってしまうでしょう。関係者の補償の問題も深刻です」と語りました。
日本共産党から吉良よし子参院議員が参加。「築地移転の問題は国の責任も重大であり、追及していく。こうなっては、豊洲新市場への移転は中止に向けた検討を速やかに進めるべきだ」と述べました。
尾崎・米倉都議「豊洲移転」を斬る
― 「とことん共産党」
インターネット番組「生放送! とことん共産党」が9月30日放送され、ゲストに尾崎あや子、米倉春奈の両東京都議を迎え、東京都の豊洲新市場問題をテーマに「『豊洲移転』をとことん斬る!」と題し語り合いました。吉良よし子参院議員と林竜二郎さんが司会を務めました。
党都議団が豊洲新市場で撮影した地下空間の動画や、市場の移転問題を告発・追及してきた年表などが紹介され、寄せられたメールやコメントに応える形で番組は進みました。
尾崎氏は、土壌汚染対策の盛り土を行わないという決定を「いつ、誰が」したのか全容を明らかにするためには、強い権限をもつ百条委員会の設置が必要だと述べました。
吉良氏は「小池(百合子)知事が活躍しているように見えますが、新市場の問題を粘り強く告発してきた多くの市民と共同して議会で追及してきた共産党都議団の活動が問題点を明らかにしてきました。認可権限をもつ国の責任も重大です」と語りました。
尾崎氏は、党の議席が増えたことが、調査・追及の大きな力になっていると述べ「来年の都議選でさらに議員団を大きくしてほしい」と訴えました。
米倉氏は、本格的な論戦が始まる都議会の代表質問や集中審議の日程を紹介し傍聴を呼びかけました。