総選挙の投票日まであと8日と迫った14日、日本共産党の志位和夫委員長は埼玉・東京・神奈川、小池晃書記局長は高知・愛媛・岡山と駆け巡り、「自民・公明で安定多数などという報道もありますが、そうはいきません」「市民と野党の共闘の勝利と、比例代表選挙での共産党の大躍進という二つの力で自公に痛打を与えよう」(志位氏)と熱く呼びかけました。東京・新宿では青年たちが志位委員長らと一緒に「比例は共産党 街頭演説」を行い、名古屋でも市民と共同で「♯比例は共産党大作戦」が取り組まれるなど、各地で「比例は共産党」の声が響きました。また各地の日本共産党候補の応援に、市民連合や、安保関連法に反対するママの会のメンバーなどが駆けつけました。党支部・後援会も宣伝や対話・支持拡大に猛奮闘しました。一方、他党派も世論調査の結果などを受けて、引き締めや巻き返しに懸命の動きを展開し、大勢の聴衆を集める陣営もあるなど、中盤から終盤にかけて選挙戦は比例代表選挙を中心にいっそう激戦の様相を示しています。
訴え聞き「支持します」
小雨が降るなか開かれた埼玉・大宮駅西口での街頭演説。デッキの上も下も聴衆でぎっしりとなり、候補者が登場すると掛け声がかかるなど、熱い反応に包まれました。
志位氏の訴えを遠巻きで耳を傾けていた53歳の女性は「10代の子どもをもつ親として、国民が知らない間に戦争に巻き込まれるのではないか。徴兵制がしかれればと心配が募ります」と語り、演説を聞いて「比例区も小選挙区も共産党に入れる」とのべました。
対話で「筋通している」 栃木・日光
栃木県日光市の日本共産党の支部と後援会は、衆院北関東ブロックで3議席以上を必ず勝ち取ろうと、連日センターや自宅の電話などで、対話・支持拡大を進めています。
「共産党は筋を通していますね」という言葉が対話で一番多く聞かれる、と話す日光東支部の女性(77)。これまでの歩みの中で築いてきた多くの友人などに、毎日、支持を訴えています。
「ご無沙汰しています。総選挙の比例で共産党をお願いするために電話したの」と話して始まる対話。相手の女性は「安倍さんは、国民をばかにしている。前原さんもどうかしている。共産党が一番筋を通している」と話し、次の電話では「共産党さん、森友・加計学園問題を必ず追及してください」と声がかかりました。
福田悦子市議は「支持拡大目標5000票をやりきり、共産党の躍進と立憲野党勝利を手にしたい。到達は遅れているが、みんなの力を合わせれば、一気にできる」と話し、電話を握りました。