徳島県設置 実態調査に乗り出す
徳島県は、米軍の垂直離着陸機M22オスプレイや、空母艦載機などの低空飛行が確認されている県南部・西部に騒音測定器を設置し、米軍機の低空飛行の実態調査を始めました。
低空飛行訓練ルート「オレンジルート」にあたる海陽町、牟岐町、那賀町、三好市に2週間程度の期間、持ち回りで観測し、年度内をめどに調査をする予定です。22日に海陽町役場の屋上に、騒音測定器を設置しました。測定結果は、低空飛行訓練の中止を求める際の資料にします。
オスプレイが昨年10月の米軍普天間基地(沖縄県宜野湾市)配備以降、徳島県、高知県、愛媛県で目撃されています。
米軍機の低空飛行を長年記録している日本共産党の藤元雅文牟岐町議によると、今年はオスプレイを含む130機余の米軍機を目撃。夜間飛行も数日連続で行われています。
日本共産党は県に対し、米軍機による訓練の中止と実態把握のための測定器の設置を要望していました。
海陽町浅川の男性(82)は「爆音で驚かされ、怖くて首をすくめるほど低空を飛んでくる。墜落の恐怖を感じる。訓練はやめてほしい」と話しました。
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