みなもの会

北海道の日本画家・中野邦昭先生の主宰する日本画と美術工芸の会「みなもの会」の活動をご紹介しています。

畠中光享先生講演会「絵を描くことは生き方を見つめること」・レポート2(番外編)

2011年03月12日 10時37分34秒 | その他、関連情報・レポート
3月8日の畠中光享先生の講演会の後、先生が以前教授をしていらした京都造形芸術大学の、近隣在住の学生・卒業生の方々による「畠中先生を囲む会」にお邪魔させていただきました。:)

そこでは、講演会での楽しくもありがたいお顔とはまた違ったエネルギッシュで破天荒な一面を見せてくださり、学生時代からの友人同士という我らがみなもの会の中野邦昭先生との、過去の様々な無茶ややんちゃの思い出(*1)も伺うことが出来ました。

「ぼくはインドなんかでどんなボウフラが湧いているような水飲んでもお腹壊したことない」と仰る畠中先生は、お酒が入るとその生命力が一段とはじけるようで、同席のYさんが「本当にお坊さんですか?」と驚かれるようなきわどいご冗談(*2)も飛び出すお茶目さをもって、気さくに私たちの質問にもお答えくださいました。




私は、会場に来ていた先生の作品のうち、「花待ち」という作品と、「幸あれ」という作品の、いずれも画面右手下方奥に、地平まで真っ直ぐに続く道が描かれていることについて、「何かこだわりがおありなのですか?」と伺ってみました。



「花待ち」


「幸あれ」


今回一番惹きこまれた作品・「朝の祈り」
           (**)


先生はそれにたいして、
「希望の道なんです。それから『花待ち』というのには、『人に花を咲かせてほしい』という気持ちがあるんです。「幸あれ」、幸せになって貰いたい、という気持ちです。」
とお答えくださいました。




「あなたなんかまだ若いんだから、花を咲かせなさい。」
と仰ってくださった先生に、どこからか
「もう枯れちゃってる人はどうするんですか?」
などという声が掛かると、先生は
「枯れちゃったらもう一回咲かせるんです。」

どこまでもポジティブ。:)

最後はサインや握手にも応じてくださいました。

二次会のカラオケの後では、中野先生とのこんな↓ツーショットも拝見でき、「若い頃からのお友達っていいなあ。」と思った次第。:)


畠中先生、またいつか是非、北海道においでください。
(今日本の沿海地域全域が津波で大変なことになっていますが、どうかご無事で……。)





尚、この集まりは本来「みなもの会」とは無関係のものだったのですが、たまたまご一緒の教室で良くお話させていただくKさんのご縁で参加させていただきました。Kさんはじめ京都造形芸術大学関係者の皆様、ありがとうございました。




冒頭画像:畠中先生がお持ちになっていたマイ杯。竹を編んで布を貼ったものに、漆を塗って仕上げてあります。
中国かインドでお求めになったものとか。(お写真まで撮らせて戴きながら、詳しいことを忘れてしまいました。(^^;)

(*1)(*2)
その無茶・やんちゃ・ご冗談の数々は……、「秘するが花」 ;)

(**)ありがたいことに、会場で「撮影OK」のお墨付きを戴いたのですが、何となく恐れ多く、後で見返してみたら正面からきちんと撮った写真が一枚もありませんでした。orz ここには会場にあった作品の一部、比較的まともに撮れていたものだけを掲載します。畠中先生には快く掲載のご許可を戴きました。重ねてありがとうございます。

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