みなもの会

北海道の日本画家・中野邦昭先生の主宰する日本画と美術工芸の会「みなもの会」の活動をご紹介しています。

昨日は教室でした

2011年02月17日 19時03分16秒 | 教室でのひとこま
私の通う朝日カルチャーセンターでは、中野先生の日本画教室は第1・第3水曜日の夕方開かれます。

光の春、一頃に比べて随分日が長くなってきたとはいえ、家を出る頃には戸外は既に真っ暗。満月までもう少しの見事な月がでていました。私の腕とカメラでは上手に撮れなかったのですが、砂の海の模様まではっきりと見えるさやかな月を、時折薄雲がよぎります。





訳あって次の作品には船を入れたいと思っているのですが、今まで描いたことが無いので、基本の形や、そこに付いている諸々の部品・装飾品の構造が良く分かっていません。

また、便利になった世の中とはいえ、ネットなどで資料になる画像をさがしても、なかなか自分が描きたい構図そのままの写真というのは見つかりません。普通の船でなく、古い時代の和船なので尚更……。

それで、現在は専ら、何枚か探してきた画像をひたすら模写して、手に船の構造を覚えさせようとしています。
我ながら、何という遠回り。でも、私の力量で描きたいものを描くには必要なことなのです。何といっても、訓練が足りないものですから……。;)





昨日、デッサンを見てくださった先生に注意されたことは、「perspectiveをきちんと意識して描く」ということでした。細かい飾りや道具の位置などに気を取られ、全体のバランスを観ることを忘れて描いていると、自分では気づかないまま、所どころ微妙に形が歪んでしまっていることがあります。そうした箇所を幾つか修正して戴きました。

船を観る角度によって、使う遠近法が異なるという御教示も戴きました。

そのほか、お仲間のKさんとお喋りしていて、「プラモデルとか作ってみたら……」と言われ、「なるほど!」と思ったり……。(残念ながら、帰宅してグーグルさんに訊いてみたところ、私の描きたい船に関しては、そうした気軽に手に入る模型は無いようでしたが。;_;)

教室に来るといつも、先生や、他の生徒の皆さんから、自分の発想の中からだけでは出てこないヒントを沢山戴きます。:)

最新の画像もっと見る

コメントを投稿