「猫が為す」とかいて…
そもそもこの文字は、『人間は信用できない』という基本概念から発生しているとしか思えない。
だって、 [人が為す]=[偽」 だよ?
初めから人間の行動に絶対的な不信感を持っている?。
ん~……… あまりに釈然としないので、[偽 漢字の成り立ち]でweb検索してみた。
そうしたら、沢山の人が同じように疑問を抱いていた。
一番納得した説(理由)は以下の通り。
この「偽」という文字は「人」が「為(なす)」と言う意味であって、「人」の「為(ため)」という意味ではない。
(人の為にするから「偽」というのはただのナンセンスなこじつけである。)
さて「為」の部首、今は、れっかであるが、
旧字体は 「爲」 であり、「爪」が部首。
そこからこの字は「手を使う作業」に関した漢字だと解かる。
「為」は、「手」+「象」で、古代人が象を手なずけ、宮殿を造った、というところから、
「手を加えてする」「つくる」というのが原義になったそうである。
ここに「人」がくっついて「偽」。
本来は「無作為ではなく、人間の手が加わったもの」を表していたものが、
やがて模造品、ニセモノ、嘘の意味へと変化していったというわけである。
何故そう変化したのか分からない。
ほぉ~~~、そうかぁという感じです。
時間と共に人間も人間の生活も進化し、便利と快適を追求して行くうちに欲が絡み、悲しいかな、そのような意味を含んだ代名詞のように使われて定着したのかもしれないね。
言葉も時代と共にどんどん変化しているからね。
だけど、なんだか可哀想で悲しい言葉です。
本来の意味を維持し、人の手が加えられることにより、その物や事により一層すばらしい計り知れない価値が与えられ、それが例えば、 [人が為す]=[とく(徳)]とか、[愛] とかのような意味だったら地球上の飢えや争いはないのかもしれない。
そしてその表現が的確なら、きっと世の中、釈迦やキリストが説くようなすばらしい理想世界が現実として存在しているのかもしれない。
よかった、よかった(*^。^*)危うくこの漢字を大嫌いになりそうでした。
自分の中に「hate」が増えると、自分という人間が「hate細胞」(勿論そんなものはない)に占領されていくみたいで、自分自身が嫌な人間になって行く気がするからね。
こんな手で表示。
土の中の様子は分からないから
立て札を立てておこう。
芽が出るといいなぁ。
(『ichii島』物語⑪小槌柿(こづちがき) 2007-12-9をご覧下さい。)
(『ichii島』物語⑪小槌柿~続編 2007-12-10をご覧下さい。)