Colors of Breath

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辿る…

2009-10-29 19:25:58 | 3.お絵かきツール絵



あ、独り言、ブツブツです。
変な絵ですが、感想など頂けると嬉しいかな?

特に何を描くでもなくぼんやりと絵を描いてると、
近頃こんな怪しい絵になってしまいます。
最初はね、夕焼けのオレンジ色を表現したくて
赤や朱、オレンジ、黄色を並べて重ねて、
脳のどこかを働かせているわけ。
絵を見ると名残があるでしょ。

そのうちう~んって唸ってる自分の分身みたいな気分で、
人を描きたくなってきて、と言うより必要な気がしてきて、
何か考え事をしている人物が画面に加わる。

自分の中の靄の向うにぼんやり立つ自分に気がついて、
その姿を見定めようと凝視するかのようにのめり込んでいく。
「ん?あれは誰だ?誰かいるのか?」
そんな感じ…わたし、怪しい…。

何かを思い出そうとしているようでもあり、
目に見えぬ柵(シガラミ)に無理矢理引き摺られて、
半強制的と言えるくらい自分の衝動が思うようにならない。
あちこち擦り切れた原版を、
これまた擦り切れた印刷物と照合する作業を繰り返すみたい。
ちっとも簡単じゃないのに、簡単じゃないからのめり込むのかな…。
ある意味、それが私にとっての必要不可欠な刺激なんだけど、
健全な刺激なのかなあ…なんて疑問もあったりしてさ。

誰でもみんな、自分の中に自分であるための、
誰のものでもない自分の証を持っていて、
それが確立されている人は迷いの答えを出さなくても
ちゃんと前へ進んで行ける、
自分の存在のあるがままに、疑問を持つこともない。
自然に自分と言う存在とその歩み行く時間を受け入れる。
人としての生業に喜びを感じ幸せだと思う。
何にもまして、人としての命を手にしたということが幸せで、
敢えて考える必要もないことが一番の幸せだと思う。

私が藪の中を歩きたくなるのもそうなるためなんだろうけれど、
繰り返し辿る経路は結局幾度も同じ場所を巡り、
「あれ?また此処止まりか…前と一緒じゃん。」てなわけで。
辿り付いたゴールはぬか喜びの先に更に複雑な迷路を晒す。

相変わらず続く長い道程に最近は慣れたけど、
相変わらず思うような結果も得られず思ったように進んでないけど、
そんな風でもゆっくりと回帰して最後のゴールに辿り着ければいいなあ。
焦りはそれほどなくて、結構のんびり構えていられるようになったよ。



ああ~~~!
意味がよく分からなかったと思いますが、
ここまでお付合い頂いた奇特な方ありがとうございます。

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6 コメント

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Unknown (沙於里)
2009-10-30 00:58:08
うん・・と息をひとつ吐いて、私もずっと彷徨ってばかりだなぁ・・って
自分のあるがままにいたいくせに、どこか素直になれなかったり強がったりして、そのオカゲでまた迷路にはまり。混沌 
今日の絵はそんな混沌な印象・・かな  うんうんって

・・たぶん、単純に自分のあるがままをあっけらかんと出せたら、お互いも少し楽になるのかもしれないですね 
でも、それができないから悩んだりするわけで、全くどっちが先かわからなくなってきますね 
長い道のり、お互い迷いながらもぼちぼち行きますかね、私は時々ここへお邪魔して背中押してもらってます 
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こんにちは (handoroya)
2009-10-30 22:22:42
コメントするのははじめてですね。何度も僕のブログにはコメントをいただいたのに、いつもタイミングを失ってしまって…。御免なさいね。
よく見ていますよ。あのシャムネコの写真とか、すごかったです。

ichiiさんは、僕なんかよりずっと「画」への愛情があるようにおもいますね。技も上です。
これは心の中に「雑草」がいろいろある…そんなことを感じさせてくれる絵ですね。

文章のほうは途中からながして読みました。こういうのってたぶん「書くこと」に意味がありますよね。 「書くこと」、それからそれを「誰かが読んでくれている」という感覚、それが何かを育ててくれる気がします。僕もそれでブログを書いています。

ところで、最近、イギリスのルーシー・M・ボストンのことを知りました。作家なんですが、本を書いたのはもうかなり年をとってからで、その人が書いた最初の小説のタイトルが『イチイの館』というんですって。僕はそれを読んだときにすぐichiiさんのことに結びつきました。ただ図書館にこの本が置いてなかったので読んでいませんが。(読みたいです。)
 この“イチイの館”というのが、ボストンさんが住んでいた「家」のことなんですが、凄いですよ、1120年(!)に建築された家なんです。その“イチイの館”で起こる不思議なことなどを書いた話らしいです。今もそのおそらくイギリス最古の家は、ボストンさんの息子の嫁が住んでいるんですって。「マナーハウス」と呼ばれているそうです。

ただ、「イチイの木」というのは、僕にはピンときません。これまでの実生活の中ではあまり接点がなかった木です。


長い文章になりました。では、また。
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Unknown (きみどり)
2009-10-31 02:09:19
う~ん。すごい感性。

この絵、娘(デザイナー志望、専門学校生)のMacの壁紙にしてるのに似てる(よく見てはいないんだけど色合いが)

Ichiiさんて、絵や写真や詩もだけど、文章自体がうまいですよね。芸術肌的な文、というか、ちょっと哲学的というか。

↑の二枚の写真もいいですね。絵葉書みたい。
返信する
沙於里さんへ (ichii)
2009-10-31 07:44:42
コメントいつもありがとうございます。
『あるがまま』って沙於里さんのブログにもよくでてきますね。
迷いの答えの一つとして、私は沙於里さんからこの『あるがまま』というキーワードを戴いた気がします。
そして、沙於里さんの書と絵で表現される山頭火の心は迷いの良薬です。
こちらこそいつもはっとさせられ、背中を押して頂いています。
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handoroyaさんへ (ichii)
2009-10-31 09:07:08
コメントありがとうございます。
大感激です。
猫の写真も見て頂けましたか、ありがとうございます。
私は多分器用貧乏の典型なんですよ。
絵に対する愛情は、自分であるのかないのか…。風船から空気が抜けるみたいにふーっと無くなることもあります。
技術など、handoroyaさんのデッサン力には足元にも及びません。
(大抵の鉛筆画はhandoroyaさんが描かれたものなんですよね。あの滑らかな線は真似したくてもできないです。)

>文章のほうは途中からながして読みました。
それで十分です。独り言の文は自分の頭の整理をしているようなものなので、handoroyaさんの仰る通り「書くこと」に意味があるのだと思います。
あまり真剣に読むと、逆に精神衛生上よろしくない。笑

>『イチイの館』…
サスペンスホラー(このジャンルの映画は好きです。)とか、館のシンボル的なイチイの大樹でも庭に植わってるのかしらと思い『イチイの館』を検索したら、『ルーシー・M・ボストン年賦』と言うサイトを発見。↓
http://www13.ocn.ne.jp/~m-room/boston-note.html
あ、もうご存知かも…ですね。
とても多才な方ですね。児童文学的なものを沢山描かれていて、映画もあるみたい。
児童文学好きです。描かれてる挿絵も気になります。
あとでもう少し、検索してみようと思います。

>「イチイの木」というのは、僕にはピンときません。
イチイは寒い地方で、よくウコギ同様、生垣に使われていて、実家もイチイの生垣でした。極寒を生き抜くとても頑丈で堅い木です。なかなか大きく育たないからかなり貴重です。
ゴツゴツした節の多い木肌は味わい深くて、実家の床柱が、大工の父が拘ったこのイチイの木でした。

コメントと素敵な情報ありがとうございます。
またどうぞ、お気軽にいらして下さい。




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きみどりさんへ (ichii)
2009-10-31 09:22:02
コメントありがとうございます。
>う~ん。すごい感性。
唸っていただいてしまい…笑、嬉しい限りです。
>この絵、娘(デザイナー志望、専門学校生)のMacの壁紙に…
ブログに伺った時に、画像に写っていた娘さんの絵を見て、「おお!」と実は凝視しました。娘さん、絵がお上手でびっくりしました。
夢を叶えて欲しいです。影ながら、娘さんも応援してます。

>Ichiiさんて、絵や写真や詩もだけど、文章自体がうまいですよね。
って、褒めすぎです~。ありがとうございます。
自分ではいつもボキャブラリーがないが為に、思いの程を表現できないもどかしさに、常に自己嫌悪なんです。
でももう、新しい物がなかなか吸収できないです。
鉄は熱い内に打てと言いますから、娘さんは是非とも、今のうちに表現の為に色々なコトを学んで吸収するに限りますよ。

写真は意外にいい感じだったので、自分が驚いています。偶然の産物?笑
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