minga日記

minga、東京ミュージックシーンで活動する女サックス吹きの日記

カエルの親子

2006年04月21日 | 家族の日常
 歌舞伎町、風林会館5階はニュージャパンという元キャバレー。昨年末「ちりん房パーティ」でクラブ・ハイツという大きなキャバレーで演奏して以来2度目だわ。新宿歌舞伎町恐るべし!この写真は1つ目のバンド、凄かった~。ストリップバンド?

 さて、息子がサックス始めて3日目。「このリガチュア、使ってごらん。」「げ~、音が全然出やすい!何だこれ?」会話の少なくなってきた難しい年頃だったのに、ここにきてリードやマウスピースとかリガチャーの話で盛り上がるなんて思ってもみなかった。横で羨ましそうな父に「父ちゃん、バンドレンの3とか3半、って意味わかる?わかんないだろうなあ。じゃあ俺のサックス吹いてみたい?」「吹いてみたいよ。でも母ちゃんは吹かせてくれなかったんだよ。俺の方が上手くなっちゃうのが嫌だったんだろうなあ・・・。」学校から借りて来た遼介のヤマハ・アルトを吹いてみる父。「ぷ~。す~。」豆腐やのラッパのような音。「ふん、俺の方がうまいな。貸してみ。」偉そうにサックスを取り戻す息子。まだ3日なのにブラバンですでに特別待遇らしい。昨日初めてブラバンに行き、一時間漬けサックスで音階を披露し、吹き始めてまだ2日だと聞いた先輩が落ち込んでしまったらしい・・・。顧問の先生や先輩たちからほめそやされて「俺って天才!」と思っているところが恐ろしい。この自信満々な態度、誰に似たのかしら?

 隣の中学へ行った姪っ子もサックスを希望したら「サックスは人気なので、フルートに行ってほしい。」と言われてがっかりしているそうだ。私の時と正反対。私はフルートがやりたい、って希望したのにアルトサックス余っていたので仕方なくやらされたのに。それにしても、あの時サックスと出会ってなかったら・・・と思うと人生何がきっかけになるかわからないものだ。サックスの方が人気があるなんて、これも時代の流れなのかな?ちょっと嬉しい。

 今日はカルメン・マキさんとのリハーサルだった。久々に新澤君にも会いました。リハだけど楽しかったなあ。来週の吉祥寺ChaCha Houseでのライブがとっても楽しみ。みんな来てね~。ちなみに明日は野毛Dolphyで熱~いジャズの夕べ。吉田君とも久しぶりでSteveとは初顔合わせです。

 

 

ここはワシントン広場?

2006年04月21日 | ライブとミュージシャンたち
 夜中の土砂降りの雨で昼は中止だな、ゆっくり寝れる・・・。と思いきや、1時過ぎに晴天!ひえ~、大慌てで着替えて新宿コマ劇場前広場に向かう。一足さきに到着したコスマスから電話が入る。「場所、あってますよね?それらしきステージも人もいないんだけど...」

 ま、素人のボランティアが主催とあって、不手際はいろいろあったけど、炎天下のもと、劇場に囲まれた広いスペースでフリーのコンサート、最高でした。その昔、NYでいきなりワシントン広場で白人レゲエリーダー、ジャー・リーバイのグループに誘われて「人種差別反対コンサート」というのに出演したときを思い出しました。ああ、あの頃は若かった・・・。

 夜は風林会館5階のニュージャパンというキャバレーで4バンドが出演。一つ目はダンサー&ボーカルの女の子たち8人に侍姿のバックバンドが4人という変ったバンド。一体何者かなあ?裏で「私もう止める!」と大泣きをするダンサーがいたり・・・。次はオーケストラで私たち。トリを務めたのが素人のビッグバンド。このリーダーが演奏したい為にこの<歌舞伎町ルネッサンス>ができたんだな。きっと。

 生まれが新宿歌舞伎町大久保病院の私としては、協力しなくてはいけないな、という義務感もありつつ、このお仕事引き受けましたが、次回はもう少し改善されるのを祈るばかりです。そこんとこよろしくお願いしま~す!(写真by津田啓三郎)