大久保にある石森管楽器へ行ってきた。自分の楽器のメンテナンスを待つ間、ショーケースにあるソプラノをいろいろと試奏させて頂く。(今回はサックス関係者でないと全く面白くないマニアックな内容です。)
昨日、クレールではヤナギサワのソプラノが一本しかなかった。ここでは、ブラックのセルマー(シリーズ2)、シルバーのヤナギサワ、ブロンズのヤナギサワ、そして別のショーケースに燦然と置かれた茶色い塗装なしのスイス製のサックス、石森とヤマハで共同開発した試作品のサックス、と次々に吹いていった。
スイス製は値段が110万とあってびっくり!でも残念ながらキーがヤマハなのでどうもしっくりこなかった。石森で開発しているサックスは色が独特。ピンクゴールドよりも渋い黒金という感じでなかなか見た目も恰好いい。音質もこじんまりとよくまとまっている。あと一歩ですね。来年の10月には完成の予定だって。ヤマハの最上級のものより少しお高めの値段になりそうです。
結論から言うと、自分の楽器よりおおおお~~!というものは一つもなかったので一安心?だって、もしおおお~ってなる楽器と出会って欲しくなっちゃったら大変だから。お金もないし、今のを売る気がないのだ(だったら試奏するな?)。
石森楽器のSさんが試奏している間ずっと横で音を聴いている。「あの、このアルトのマウスピースも吹いてもらえますか?」持ってきた6本のマウスピース。まだ試作品の段階。めちゃくちゃ明るくびゅーっという感じで鳴りまくるもの、まったくソフトでクラシック向きと様々だった。Sさんは商品開発担当だから、石森オリジナルのリードやリガチュアを次々と開発し、プロの意見を参考にして、よりよいものを創ろうしている大変有能な青年なのであります。
「アルトは自分の使っているランバーソンくらい、音色に幅があるものが好き。いろいろな音色を出したいから、これより面白いマウスピースを創るようにして欲しい。」勝手で、あまり参考にならない意見を言う私に、にこにことうなずくSさん。
「紗知さんはソプラノもそんな感じのものをお探しでしたよね。今、アルトばかり試作中ですが、特別にソプラノを創ってみます。」
そうなのだ。今吹いているのもまあまあ満足してますが、本当に満足いくものを創ってもらえたら非常に嬉しいなあ。ぜひぜひお願いしま~す!
「先日、土岐さんがいらっしゃったんですよ。」
「土岐さんのサックスは相変わらず緑錆がでてますかw?」
「ええ、結構ぼろぼろになってきて・・・溶けてきているんですよ、楽器を持つ部分が手の形に。ですからアルミをうすくそのあたりにコーティングしてます。ソプラノの方は大丈夫なんですけどね。」
ひえ~~~、昔から新品のアルトサックスを買った、と思ったら3ヶ月でもうオールドのようになっていた土岐師匠の楽器。手から出る何かがサックスの塗装まで溶かしてしまうのだ。一体何が出ているというのだろうか?
「楽器が溶ける人って他にいるの?」
「いやあ、めったに。そう言えばトランペットの方で、3ヶ月で穴があいちゃった人がいましたけど。今までにその2人しか出会った事がありませんね。」
「す、凄い人がいるんですね...(汗)。しかし、新品のサックスとかは土岐さんに試奏させないほうが良いですねw。」
「いいえ、大丈夫です。終わったら念入りに拭きますからw。そういえば、土岐さんが紗知さんに差し上げたマウスピース(セルマー)は非常に良いものだから、それを参考にするといいよ。とおっしゃってました。」
「わ、わかりました。今度持ってきます。」
アルトのマウスピースをランバーソンに変えたら、師匠のマウスピースでソプラノが吹けなくなってしまったので、泣く泣く他のものに代えたのだ。それ以来、すっかり忘れていた、結婚祝いにもらったセルマーのマウスピース。きっと押し入れでホコリかぶっているに違いない。やばい!結婚指輪はとっくに無くしちゃったけど、これだけは見つけねば。
と家へ帰って慌てて探したら、ほかに全部で4つもソプラノのマウスピースがでてきた。全く覚えのないものまで!!使用感があるので演奏で使った事はあるようだが、記憶がまったくないのはどういう事だろ?クロードレイキ、バリ、メイヤーの3種類はほとんど買った事すら覚えちゃいない。どうせ2度と演奏しないだろうから、売ってしまおうかな~~~。も、もちろん土岐師匠にいただいたものは家宝にさせて頂きます!! とにかく、石森オリジナルマウスピースが完成するのが待ち遠しい。あれっ?昨日はヤナギサワのソプラノを買おうかなと思っていたのに・・・女心と秋の空。
昨日、クレールではヤナギサワのソプラノが一本しかなかった。ここでは、ブラックのセルマー(シリーズ2)、シルバーのヤナギサワ、ブロンズのヤナギサワ、そして別のショーケースに燦然と置かれた茶色い塗装なしのスイス製のサックス、石森とヤマハで共同開発した試作品のサックス、と次々に吹いていった。
スイス製は値段が110万とあってびっくり!でも残念ながらキーがヤマハなのでどうもしっくりこなかった。石森で開発しているサックスは色が独特。ピンクゴールドよりも渋い黒金という感じでなかなか見た目も恰好いい。音質もこじんまりとよくまとまっている。あと一歩ですね。来年の10月には完成の予定だって。ヤマハの最上級のものより少しお高めの値段になりそうです。
結論から言うと、自分の楽器よりおおおお~~!というものは一つもなかったので一安心?だって、もしおおお~ってなる楽器と出会って欲しくなっちゃったら大変だから。お金もないし、今のを売る気がないのだ(だったら試奏するな?)。
石森楽器のSさんが試奏している間ずっと横で音を聴いている。「あの、このアルトのマウスピースも吹いてもらえますか?」持ってきた6本のマウスピース。まだ試作品の段階。めちゃくちゃ明るくびゅーっという感じで鳴りまくるもの、まったくソフトでクラシック向きと様々だった。Sさんは商品開発担当だから、石森オリジナルのリードやリガチュアを次々と開発し、プロの意見を参考にして、よりよいものを創ろうしている大変有能な青年なのであります。
「アルトは自分の使っているランバーソンくらい、音色に幅があるものが好き。いろいろな音色を出したいから、これより面白いマウスピースを創るようにして欲しい。」勝手で、あまり参考にならない意見を言う私に、にこにことうなずくSさん。
「紗知さんはソプラノもそんな感じのものをお探しでしたよね。今、アルトばかり試作中ですが、特別にソプラノを創ってみます。」
そうなのだ。今吹いているのもまあまあ満足してますが、本当に満足いくものを創ってもらえたら非常に嬉しいなあ。ぜひぜひお願いしま~す!
「先日、土岐さんがいらっしゃったんですよ。」
「土岐さんのサックスは相変わらず緑錆がでてますかw?」
「ええ、結構ぼろぼろになってきて・・・溶けてきているんですよ、楽器を持つ部分が手の形に。ですからアルミをうすくそのあたりにコーティングしてます。ソプラノの方は大丈夫なんですけどね。」
ひえ~~~、昔から新品のアルトサックスを買った、と思ったら3ヶ月でもうオールドのようになっていた土岐師匠の楽器。手から出る何かがサックスの塗装まで溶かしてしまうのだ。一体何が出ているというのだろうか?
「楽器が溶ける人って他にいるの?」
「いやあ、めったに。そう言えばトランペットの方で、3ヶ月で穴があいちゃった人がいましたけど。今までにその2人しか出会った事がありませんね。」
「す、凄い人がいるんですね...(汗)。しかし、新品のサックスとかは土岐さんに試奏させないほうが良いですねw。」
「いいえ、大丈夫です。終わったら念入りに拭きますからw。そういえば、土岐さんが紗知さんに差し上げたマウスピース(セルマー)は非常に良いものだから、それを参考にするといいよ。とおっしゃってました。」
「わ、わかりました。今度持ってきます。」
アルトのマウスピースをランバーソンに変えたら、師匠のマウスピースでソプラノが吹けなくなってしまったので、泣く泣く他のものに代えたのだ。それ以来、すっかり忘れていた、結婚祝いにもらったセルマーのマウスピース。きっと押し入れでホコリかぶっているに違いない。やばい!結婚指輪はとっくに無くしちゃったけど、これだけは見つけねば。
と家へ帰って慌てて探したら、ほかに全部で4つもソプラノのマウスピースがでてきた。全く覚えのないものまで!!使用感があるので演奏で使った事はあるようだが、記憶がまったくないのはどういう事だろ?クロードレイキ、バリ、メイヤーの3種類はほとんど買った事すら覚えちゃいない。どうせ2度と演奏しないだろうから、売ってしまおうかな~~~。も、もちろん土岐師匠にいただいたものは家宝にさせて頂きます!! とにかく、石森オリジナルマウスピースが完成するのが待ち遠しい。あれっ?昨日はヤナギサワのソプラノを買おうかなと思っていたのに・・・女心と秋の空。