minga日記

minga、東京ミュージックシーンで活動する女サックス吹きの日記

十五夜とフリーセッション

2007年09月26日 | ライブとミュージシャンたち
 ピットインで沖至セッション。昨年9月以来、一年振りの再会だ。そして今日はライブ・レコーディング付き。いつもより沢山マイクがたっていましたw。トランぺッター、沖さんと初めて出会ったのは20年くらい前だったか・・・。

 野中みつまさ悟空という冒険ドラマーが企画した、ウォーターフロントでのイベントだった。悟空というドラマーは「さっちゃ~ん、フライデーの取材班も来るんだよ、さっちゃんが来ないと絵にならないんだよお。」と泣きをいれ、か弱い私を富士山の頂上に連れて行き、気がつくとご来光とともにジャ~~~~ンと一緒に音を出すことに・・・ド派手なパフォーマンスばかり考えついちゃう人。(富士山ライブの詳細は昔のブログに書いたのでそちらをお読みください。)

 その後、チョモランマ、キリマンジャロなどを制覇(もちろん、ドラムを背負って)していくのだが、その話を本にした「バチ当たり」の出版記念だったように思う(間違っていたらごめんなさい)。その出版記念イベントでフランスから沖さん、韓国からサックスのカン・テイファン、不破大輔bass、吉田哲治tp・・・様々なミュージシャンが次々に朝まで演奏。

 この時初めて沖さんと出会い、一緒に「You don't know what love is」を演奏したのを昨日の事のように思い出す。ラストに全員参加で沖さんのオーケストラ。ものすごく楽しいライブだった。そして演奏終了後に外にみんなででると・・・・・朝焼け。あまりの美しさにみんなでウォ~~~って感動し、握手を交わしていたっけ。(今でもペーパームーンのマスターが酔っぱらうと、この時の事を楽しそうに喋りだすのだw。)

 今日もほとんど全編、テーマと即興のコラボレーションだったが、心地よいフリーセッションになったと思う。コスマスのフリーパーカッションも神経使って繊細に叩いて・・・一曲目から富樫雅彦氏への追悼として演奏したのだが、コスマスは富樫さんを全く知らないそうですが(!)富樫さんが叩いているような感じだった。利樹のできたてホヤホヤの新曲も美しかった。良いCDになればいいな。(来年の秋にリリース予定だそうです。)

 終了後、沖さんと話こんでいると、隅の方にじっとサングラスをかけた女性が座っている...あの方はもしや???大大大歌手!浅川マキさんだった。慌ててご挨拶に行く。

「京都からの帰りなのよ。沖さんを一度聴いてみたかったの。2セット目だけだったけどちゃんと聴けてよかったわ。」
 ひえ~~、ありがとうございます。このあと、カルメン・マキさんのお話などもさせていただきました。とても優しくて気さくな方でびっくり。ピットインを出ると・・・明るく大きな満月がにっこりと微笑んでいたのでありました。

生音サイコ~~・西荻サンジャック

2007年09月26日 | ライブとミュージシャンたち
 西荻に移転したばかり、ピアノも入ったばかりのサンジャックにお邪魔しました。アップライトだとばかり思いこんで行ってみたらな、な、なんとグランドピアノ!!!お店の1/3を閉めている。よかったね~、新ちゃん。

 そして、ステージとなる床の下が空洞、天井も板ばり。壁はコンクリートだから響きが最高!生音がこんなに気持ち良いなんて、久しぶりです。自然のリバーブで演奏していてこんなに気持ち良く楽しく演奏できるのも、やはり音の響きって大切なんだなあ、とつくづく感じる良いライブハウス(本当はレストラン)だった。

 食事ももちろん、オーナーのともきさんが命かけてる感じでめちゃくちゃおいしい!きどったレストランで食事するより、ここへ行きましょう。絶対安くっておいしくって感動します。賄いに出たカルボナーラスパゲティも美味しかった~~~~。ご馳走さまああああ。