究極の選択

「母ちゃん、ピアス開けるか、髪の毛染めるか、どっちならいい？」

どっちもダメ～～～！と言ってたのに、不良に憧れる息子は「絶対どちらかはやるぞ！」と決めているらしい。

「じゃあ、好きな方を勝手にしろ。」

甘い父親も強く反対はしないので、泣く泣く諦めたら、本人も迷いに迷ったあげく、茶髪に染める事になった。

自分で染料を買ってきて、友人に教わりながら夜中にゴソゴソと風呂場で染めたらしい。

朝、起きて来た息子を見ると

「う～～～ん、金髪でなくて良かったネ（汗）。ま、そのくらいならなんとか我慢してやろう。」

と言うと「俺はこんなに赤茶色にしたくなかったんだ。あ～気に入らない。早くもとにもどしたい。」とブツブツ文句を言っていた。だったら最初っから染めるな。

一度懲りたらもうやらないと思うので、じっと見守るしかない。どんどんチャラ男へエスカレートしていかないよう、ひたすら祈るのみ。今時の高校生って、みんなこうなのかなあ？