minga日記

minga、東京ミュージックシーンで活動する女サックス吹きの日記

横浜とチップの考察

2011年10月02日 | ライブとミュージシャンたち
怒濤のオールナイトが終了。夜中3時に家にもどって・・・翌朝はスペイン語だった。すっかり忘れていたが、目覚ましが鳴って慌てて飛び起きた!セーフ。メキシコ人の若い講師が授業でスペインのお菓子「Mazapan/マサパン」を生徒全員に配ってくれた。一度食べてみたかったのよね~。2度食べたいとは思わないけど・・・。

さて、前日の夜中のDisco Night@フォーシーズンホテル。ダンサーが6人もいてステージ構成が完璧。メインボーカルが3人、ホーンセクションもいる。こういう世界もあるんだな~と改めて関心。途中でボーカルのナオキ君が歌いながらキラキララメ上着に着替え白い手袋をはめ出した。これはもしや・・・マイケルジャクソンの「Beat it !」だ!思わずきゃ~っと黄色い声をあげてしまった(これじゃ、韓流スターを追いかけるおばさんとあまり変わらない)。しかしなんと言われようと格好いいんだもん!ムーンウオークだあああ!!夜中すぎだったからお客様も終電で帰ったりしてあまり混雑してなかったけど、このバンドがメイン。ああ、もったいな~い。(私のせいで時間を遅くしてもらった???すみませ~~ん(汗)!)30~40代の男女が多かった。プロのショーバンドを堪能。ちなみにバンド名は「スウィートチャイルド」。


時間は遡るけど、銀座Blue Eyesでminga3。こちらも面白かった。仙台から、そして名古屋から来ていたお客様、遠くからわざわざ(?)ありがとうございました。最後に枯葉をアンコールされ、「枯葉でよかった~~~」とほっとしながらニコニコ演奏。季節がら、こういう曲は大歓迎です。よく「スターダスト」とか「Take Five」とか「クレオパトラの夢」をやってくれ、という人を見かけますが、相手を見てやってくださいね(苦笑)。もし「冬ソナ」をリクエストされたら・・・「Acaso」を演奏しようと思っているけれど、幸いな事に今まで一度もそれはありません(苦笑)。

しかし、この店でリクエストを受けたのは初めてだな~。しかもその方は「素晴らしかったです!握手してください。」とわざわざ私の前に来て・・・握手の間にそっとしのばせたチップ・・・銀座のお客さまは粋だね~!

チップといえば、昔、横浜のエアジンで演奏していた時、ラスト1曲で入って来た男女。もの凄くノリノリ。「せっかく来たから、もう1曲やってくれないかな?」と親分風の男性に言われて「いいですよ。」とアンコールを長めにやってあげた。すると帰り際にポンと●万円をチップで下さった・・・。いつものギャラの十倍以上だ。ミュージシャンは大喜び。もう1曲なんて言わず何曲でもやってあげちゃう、って感じでした。ミュージシャンなんて、そんなもんですw。

もう一つ、これも横浜の某ホテルでピアニストとDUOでラウンジでのお仕事の時だった。黒いスーツ姿の男性、いかにもヤ●ザ・・・という感じで黒いサングラスを夜のラウンジでもかけている。一人で端っこのテーブルでブランデーをチビチビやっている姿は誰かを待っている様子。
「あちらの男性からのリクエストです。」と言って、小さく折り畳まれた紙ナプキンを演奏中にウェイターがそっと手渡した。
なんだろう、と開いてみると、そこに5千円札が。可愛い字で「ゴッドファーザー」と書いてあった。『あはは、それは似合いすぎだろ』と思いながら、もちろん、彼に向けて思い切り歌い上げたのは言うまでもありません。待ち合わせの女性(銀座ギャル風)が来て颯爽と帰って行く時に私に向かってちらっと挨拶してくれたのがまるで高倉健のようで・・・。


そんな素敵な人たち(!!)の多い横浜。来週はいよいよ「横浜ジャズプロムナード」が開催。今回は予算も大幅に削られ、ミュージシャンたちにしわ寄せが来てしまいましたが、それでもなんでも続けて欲しい。もっともっと面白い音楽家たちをどんどん集めて欲しい。と願うばかりです。

非力ながら私も毎年協力させて頂きます。今年は9日(日)横浜Dolphyで15時からカルメン・マキさん+minga3(私、吉田桂一p、永田利樹b)、楽しみだな~。




そして18時からはコスマス・カピッツァperも合流して、ニュースハーバーでminga4のライブを行います。チップはいいからぜひ来て下さいね~~~!!