2月に入って3度目の雪。
・・・今年は、雪に悩ませられることなく、過ごしていて、窓から降り続く雪などみながら、冬眠中。
ふと・・・。
鎌倉・東慶寺に行きたくなりました。
去年の10月。秋なのに、夏の・・・名残の・・・あの台風接近の日に、水月観音を拝観に行ったのですが、あのとき、お寺の庭は、秋の花で一杯でした。
・・・雪だったら、どうだろう・・・???
あのとき・・・。
私は、出来ることなら、このお寺に棲みたいと思いました。
美しいお庭。
冬枯れの雪景色。
儚い冬の花。
山茶花、椿、梅・・・今は、そんなところでしょうか?
文化著名人のお墓。
そして、あの美貌の観音さま。
あのお寺が無理なら、あの近辺でもいい・・・。
そんなことを思ったのを、不意に思い出しました。
何故だろう・・・と考えてみたら、10代の半ば頃・・・グレープ(・・・だったと思いますが)が、このお寺の出てくる曲を歌っておりました。
『縁切寺』
・・・そう、このお寺は、駆け込み寺。
その曲にちなんだ物語があって、雪の東慶寺が出てくるのでした。
私は当時(今も)恋人らしいひとは、おらず、それでも、そんなお別れは、辛かろう・・・と思っていて、寒い2月の東慶寺・・・が、記憶の底にしまわれたのでした。
世間は、ヴァレンタイン・ディ。
そんな日に、『縁切』関係の話になってしまって・・・いやぁ・・・申し訳ない。
でも、朝から、何故か・・・水月観音さまにお会いしたくて・・・それは、もうお会いしたくて・・・。
そういえば、故・隆慶一郎氏の小説にも、出てまいりましたね。このお寺。
『駆込寺蔭始末』・・・純愛と官能の一冊でした・・・。