最高気温20度超えて、薄着でもちょうどいい日中。
暦の上では、冬が立って、立冬も過ぎたというのに、この暖かさに、心も緩むような・・・。
6日ぶりの外出。
食糧調達、郵便局などへ・・・。
秋なのに、春っぽいね。
風もなく、おだやかで、陽差しも柔らかい・・・。
こういう小春日和には、昔を思い出す。
まだかろうじて、少しだけ幸せだった頃を。
いつまでもこの暖かさと心の凪の日がいつまでも続くとよいのに・・・と願っても、次から次から、いろいろとイヤな事ばかりやってくる。
手を変え、品を変え、次から次から・・・次から次から・・・終わりのない迷惑ギフト。
父が亡くなって、少し自由になった母と私と三毛猫。
これまでの拘束を一気に取り戻すかのように、母は元気になった。
私は、勤め人という拘束があって、それ程、自由じゃなかったけれども。
それでも、母と私と三毛猫は、穏やかな日々が、少しだけあった。
その短い期間だけは、間違いなく、幸せだったのだと思っている。
その穏やかな小春日和の日々も、あっけなく崩れていったけれど・・・。
11月の小春日和。
穏やかな光の中に、母と私と三毛猫が居た。
そんな日は、確かに在った。
三毛猫と母は、三月に逝った。
本当の春に。
春のような秋に騙されていた日々は、すぐに冬の中に消えた。
私は・・・。
今日のような穏やかな優しい光の中にずっと居たい気がする
三月はイヤかも・・・。
穏やかで、気持ちのよい・・・秋なのに春のような・・・春のような秋に騙されて・・・。