夜な夜なシネマ

映画と本と音楽と、猫が好き。駄作にも愛を。

嗚呼、ジェット・リー。

2002年12月04日 | 映画(番外編:映画とこの人)
『キス・オブ・ザ・ドラゴン』(2001)ではじめてジェット・リーを見ました。
以来、「ジェット・リー」と聞くと心がときめく。

見るまでは、あばた面やし、チビやし、
鼻の穴なんてケヴィン・ベーコン顔負けの大きさで
ほんまに特大ソケットちゃうかと思うくらいでかいし、
なんでこんなにバンバン映画に出てはるの?と思ってました。

が、見てみたらめっちゃおちゃめ。かわいい。
とにかく立ち居振る舞いが美しく、かっこいい。
それまではどんな人かも全然知らなかったんですが、
中国の全国武術大会で何度も優勝した、
「中国武術界の至宝」と呼ばれるほどスゴイ人だったんですね。

もとが俳優ではないせいか、単に照れ屋なのか、
ラブシーンはまったくありまへん、彼の映画は。
それなりのロマンスはあるのに、キスすらなし。
恥ずかしいんやろかと思うと、ますますええでしょ。
どんな女優さんと並んでも「ちっこぉ!」と思うくらいチビなのも
逆にええなぁと思いはじめました。

先日『THE ONE』(2001)を観ました。
異次元にそれぞれ存在する120人以上もの自分。
これをひとり消すたびに自分は強くなるらしい。
異次元の自分を殺しまくって、最終的に残るもっとも強い自分になりたい男性と、
最後から2人目の自分である男性(どちらもジェット・リー)との闘いです。
ジェット・リーはやっぱりかっこよかったけれど、
アクションが物足りなすぎ。もっと見たいぃぃぃ!

最近『燃えよドラゴン』(1973)も観て、
「ブルース・リーよりジェット・リーのほうがええなぁ」と言ったら、
ダンナに「わかってへんなぁ」と言われました。(^^;

註)ケヴィン・ベーコンの鼻の穴をソケットと評したのは
  『勝手にシネマ』著者の石川美千花さんです。(^^)
  その適切な表現に座布団10枚。

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