夜な夜なシネマ

映画と本と音楽と、猫が好き。駄作にも愛を。

『エンド・オブ・キングダム』(TOHOシネマズ1ヶ月フリーパスにて鑑賞の24本目@なんば)

2016年06月04日 | 映画(あ行)
『エンド・オブ・キングダム』(原題:London Has Fallen)
監督:ババク・ナジャフィ
出演:ジェラルド・バトラー,アーロン・エッカート,モーガン・フリーマン,
   アロン・モニ・アブトゥブール,アンジェラ・バセット,ラダ・ミッチェル他

『スノーホワイト/氷の王国』の次はこれを。
実はこの日の1本目にこれを観る予定でした。
ところが昼過ぎになんばへ行ったら、13:45上映開始の本作がまさかの完売。
主演のジェラルド・バトラーは弁護士で俳優。
だからってそんなに知名度が高いとは思えず、日本で大人気の作品があるわけでもなし。
謎だわ謎と思いつつ、完売なんだから仕方ない。
観る順番を組み直して、3本目にしたのでした。

『エンド・オブ・ホワイトハウス』(2013)の続編です。
前作から2年後のとの設定に、2年で2度もこんな目に遭う大統領がおるかよとツッコミ。
前作は同じような設定の『ホワイトハウス・ダウン』(2013)のほうが断然よかったのに、
イマイチだったほうの続編がつくられるとは。
安直なことこの上ないけれど、ジェラルド・バトラーに免じて良しとしましょう。
監督は前作と替わってスウェーデンの俊英だとか。
北欧の作品はおもしろいですから、期待も高まるというもの。

ホワイトハウス陥落から2年。
マイクは変わらずシークレットサービスとして米国大統領の警護に就いている。
身重の妻とともに第一子の誕生を心待ちにしているが、
何かと呼び出されるのがこの仕事の常。

久々の休暇が取れることになっていた日、英国首相が急死。
世界各国の首脳が葬儀に参列するため、ロンドンに向かう。
米大統領の護衛を断るわけにはいかない。

厳戒態勢のロンドンだったが、同時多発テロが起き、
各国の首脳のほとんどが命を落とす。
そんななか、マイクの素早い対応によって米大統領は現場から避難することに成功。
しかし100人を超えるテロリストの存在が判明し、
ロンドンから脱出するのは至難の業となるのだが……。

絶対大丈夫だとわかりきっているから、安心して観られます。
どうしてこんな作品に出演しているか不明のモーガン・フリーマン
いや、彼は意外にどんな作品にでも出ていますかね。
彼が登場すれば映画の品格が上がる気がするのだからやっぱり凄いです。
政府の長官だとかできる秘書役ばかり目にするようになったアンジェラ・バセット
今回はとっとと殉職、気の毒だけど印象には残る使われ方。

シビレたのは、マイクと大統領の力になるMI6の凄腕女性エージェント役、
シャーロット・ライリー。カッコイイです。
彼女はトム・ハーディの奥さんなんですね。へ~っ。

そういえば、“カミングアウト”ネタがありました。
隠れていた大統領が「やっとクローゼットから出られた」と顔を覗かせたとき、
マイクが「カミングアウト?」と言うのに対して、「悪い冗談はよせ」。
このやりとりの意味がわからなくて笑えなかった人、ぜひこちらをご覧ください。

次はどこを陥落させましょうかね。ほんとにまるで“ダイ・ハード”。

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