『エターナルズ』(原題:Eternals)
監督:クロエ・ジャオ
出演:ジェンマ・チャン,リチャード・マッデン,クメイル・ナンジアニ,リア・マクヒュー,
ブライアン・タイリー・ヘンリー,ローレン・リドロフ,バリー・キオガン,
マ・ドンソク,アンジェリーナ・ジョリー,キット・ハリントン,サルマ・ハエック他
109シネマズ大阪エキスポシティにて。
『ノマドランド』で非白人女性として初のオスカーを受賞したクロエ・ジャオ監督。
その次に撮ったのがマーベル作品だなんて、ちょっとびっくりしませんか。
舞台は『シャン・チー/テン・リングスの伝説』と同じく、
『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019)のその後の世界。
まったく、どんだけ引っ張り続けるのよ、“アベンジャーズ”。
あれだけ人気だったシリーズを終わらせてしまったから、どれもこれも「その後の世界」。(^^;
アベンジャーズならぬ“エターナルズ”。
太古の昔から地球に存在し、人知れず人類を見守ってきた不死の種族。
邪悪なディヴィアンツを倒して人類を守るのが彼らの使命で、
ディヴィアンツが現れるたびにエターナルズが戦ってきた。
スプライト(リア・マクヒュー)、ファストス(ブライアン・タイリー・ヘンリー)、マッカリ(ローレン・リドロフ)、
ようやくディヴィアンツを殲滅したことから、エターナルズは解散。
地球で人間にまじり、平穏な毎日を送っていたが、
あるとき、殲滅したはずのディヴィアンツが現れる。
しかもエターナルズが知っているディヴィアンツよりもさらに強くなっている。
再びエターナルズが集結して人類を守らねばならないと、
リーダーであるエイジャック(サルマ・ハエック)のもとを訪ねたセルシとイカリス、スプライト。
ところがエイジャックはディヴィアンツに襲われて息絶えていた。
新しくリーダーとなったセルシは、離ればなれになっていたメンバーを集め、
なんとか人類を救おうとするのだが……。
いつも言っているように、覚えられないんです、
私にはイカリスが“スーパーマン”にしか見えません。
イカリスのリチャード・マッデンの雰囲気が似ていることもあり、
終盤まで私はイカリス=スーパーマンだと思い込んでいました。
だから、えっ、スーパーマンってこんなに悪い人なのとびっくらこいた。あ、ネタバレだ。(^^;
最近の映画の傾向としてよく見られるのは、女性がリーダーであること。
アジア人、黒人、聴覚障害者、ゲイの人が含まれていること。
どんな人間であれ、スーパーヒーローになれるよという示唆が必ずあります。
いちばんウケたのは、セナとギルガメッシュの2ショットですけどね。
アンジェリーナ・ジョリーとマ・ドンソクのカップルを見られるなんて、想像できませんでした。
劇場で観ないならばどうでもよい作品かもしれません。
とはいえ、自分の彼女が魔術師以上のものだと知ったときの彼(キット・ハリントン)の顔は切なかったな~。
バリバリ続編におわせてのエンディングです。