夜な夜なシネマ

映画と本と音楽と、猫が好き。駄作にも愛を。

『シネマ歌舞伎 め組の喧嘩』

2024年10月22日 | 映画(ま行)
『シネマ歌舞伎 め組の喧嘩』
出演:中村勘三郎,中村扇雀,中村橋之助,中村錦之助,中村勘九郎,中村萬太郎,坂東新悟,
   中村虎之介,中村歌女之丞,市川男女蔵,片岡亀蔵,市村萬次郎,坂東彦三郎,中村梅玉他
 
クライマックスシリーズ第1戦観戦のため甲子園に向かう前、
映画を1本くらいは観る時間があるんじゃないのと109シネマズ箕面へ。
 
久しぶりのシネマ歌舞伎鑑賞、いつぶりかと思ったら4年ぶり。
歌舞伎の舞台公演を高性能カメラで撮影してスクリーン上映するというこれ、
第1弾の上映は2005年だったそうで、私が観たのは2015年。
毎年数本新たに公開されて、現在第39弾まで公開中。
たびたびリピート上映もおこなわれていて、今回観たのは第29弾らしい。
 
“め組の喧嘩”は1805(文化2)年に実際に起きた鳶職力士の乱闘事件で、講談や芝居の題材にされてきました。
歌舞伎では通称『め組の喧嘩』、正式な演目名は『神明恵和取組』。初演は1890(明治23)年だとか。
本作は2017(平成24)年5月に平成中村座でおこなわれた公演です。
 
品川の由緒正しき料亭で、力士・四ツ車大八(中村橋之助=のちの八代目中村芝翫)と
町火消「め組」の若い鳶たち(中村勘九郎ら)が小競り合いを起こす。
め組の鳶頭・辰五郎(中村勘三郎)が仲裁に入ってその場を収めたものの、
四ツ車を贔屓にする武士たちが鳶を見下す発言にははらわたが煮えくり返る思い。ひそかに仕返しを決意します。
 
舞台公演がそのままスクリーンに映し出されるから、その場に居るつもりで観られます。
「中村屋!」の大向こう(=掛け声)は初めて聴くと驚きますよね。
今はもう慣れましたし、いつ大向こうが登場するのかと思うと楽しみでワクワク。
から教えてもらって何度も聴いては大笑いしたグループ魂の『中村屋』も懐かしく。
 
本物もそのうち観たいとは思うけれど、なかなか機会がないなぁ。

この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 『ハヌ・マン』 | トップ | 2回目の『JUNG KOOK: I AM S... »

映画(ま行)」カテゴリの最新記事