『ラブ・ハード』(原題:Love Hard)
監督:エルナン・ヒメネス
出演:ニーナ・ドブレフ,ジミー・O・ヤン,ダレン・バーネット,マッティ・フィノキオ,
ジェームズ・サイトウ,ハリー・シャム・Jr.,レベッカ・スターブ,ミカエラ・フーヴァー他
先月上旬に配信されたばかりのNetflixオリジナル作品。
観るつもりはなかったのです。
だって、エルナン・ヒメネス監督なんて全然知らんし、出演俳優の中にも知った顔なし。
主演のニーナ・ドブレフは普通に可愛いけれど、
相手役のジミー・O・ヤン、いやもうダジャレ言うてる場合やないですが、地味すぎる。
私もアジア人ですから、アジア人差別をする気持ちはありません。
ありませんけど、もうちょっとパッとする役者を使えんかったんかいと思ってしまう。
てか、このふたりの出演作を観たことあったというのが驚き。何の印象にも残ってへん。
そんなふうに思っていたので、Netflixの私へのオススメに表示されても、
ラブコメやったら何でもええわけちゃうっちゅうねんと1カ月間スルー。
なのに一昨日は手が滑って再生ボタンを押してしまったのでした。
始まっちゃったからしゃあない、観るかと。
ロサンゼルスに暮らすナタリーは、デートコラムの覆面ライター。
近隣に住む独身男性を出会い系アプリで探し、
その悲惨なデートの内容を匿名で執筆して人気を博している。
仕事としてではなく本当に恋人がほしいとぼやくナタリーに同僚のケリーは、
検索対象の相手の居住地域をもっと遠方まで広げるべきとアドバイスする。
それに従った結果、マッチングが成立したのはモロにナタリー好みのイイ男。
彼の名前はジョシュ。ロサンゼルスから4,800km離れたレークプラシッドに住んでいる。
顔もスタイルも完璧、教養があり、会話のセンスも抜群。
なりすましを疑って突然電話してみたが、本人に間違いなさそう。
これはもうサプライズで会いに行くしかないと、
クリスマス直前にレークプラシッドへ向かったナタリーだったが……。
「クリスマスに会う?」と言われたから飛んで行ったのに、
彼女の前に現れたのは、「まさか本当に来るなんて」と驚く中国系アメリカ人青年。
彼のプロフィール写真は偽りで、彼の友人タグの写真でした。
息子がモテないことを知っているから、ジョシュの家族はナタリーを見て大喜び。
そんな家族を見て嘘だと言い出せないジョシュは、ナタリーに取引を持ちかけます。
クリスマス休暇中、もしも恋人のふりをしてくれるなら、タグとの仲を取り持つと。
ナタリーはその話に乗るんですね。
嘘をついたのは写真だけ。中身は電話やLINEで話していたジョシュそのまま。
一方のタグは、外見はどストライクだけど、何もかも合いません。
趣味、好きな本、映画、食べるもの、何もかも。
それでも見た目がタイプなら、この人とつきあいたいと思うものかなぁ。
映画的にジョシュが相手のラブコメなんてあり得ないと思っていましたが、
途中も最後もけっこう胸がキュンとなったりして不覚。(^^;
結局、オススメって合っているのですよ。悔しいけれど(笑)。
クリスマスにピッタリの作品です。