みのハイキングクラブ

友と山に登り、自然に親しみ、心身を健やかに、親睦を深めます。

将棋頭山-茶臼山-木曾駒ケ岳(2022.7.23-24)

2022-07-27 | クラブ山行

クラブ山行報告

2022年7月23日(土)~24日(日)(1泊2日)  天候 晴れ  参加者 7名 

CL 泉谷さん

感想・雑記(1日目)
 2022年初の宿泊山行です。
 木曽駒ケ岳の夏山登山と言えば、チケット購入、バス・ロープウェイに乗るにも長蛇の列が当たり前ですが、桂小場から入山すれば、その長蛇の列を回避できる良い登山口です。
 宿泊先の西駒山荘について調べていると、『西駒山荘に薪を背負い上げてください‼』という投稿(7/3付)を見つけてしまいました。シュラフを持参すると宿泊料金が500円割引されるようでした(実際はマットも必要無い人だけが1,000円引きでした。)が、マットが必要かどうか分からず、登山口にまだ薪が残っていたら歩荷するつもりでシュラフは持たず荷物の準備。(CL、SLはシュラフ持参)
 関を予定より10分早く4:20出発。桂小場Pに予定より早く到着したけど、駐車場はすでに満車状態。ギリギリなんとか車2台止めることが出来ました。
 駐車場の前には歩荷用の薪がいっぱい積み上げて有りました。歩荷に協力すると寸志が貰えるかも???と、メンバー全員それぞれ自分で持てそうなサイズの薪を選びザックに装着。先頭SL、最後尾CLでスタートです。
 大樽小屋(小屋裏に仮設携帯トイレブース有り)までは緩やかなコースで歩きやすいのですが、この先の胸突八丁から先は急登が始まります。標高が高い山が初めてのNさんは息が上がって辛そうです。歩荷の薪やザックを他の男性陣が持ったりしながら、胸突ノ頭を全員通過し、分岐まで辿り着きました。
 分岐で簡単に昼食を済ませ、ザックは分岐にデポして茶臼岳に向かいます。荷物が無いと楽だし、涼しい。途中にある行者岩で写真撮って楽しんでから茶臼山へ登頂。景色は真っ白。記念撮影だけして分岐へ戻りました。
 分岐から再び重い荷物を背負い、西駒山荘へ。
 計画通りの時刻に山荘へ到着し、歩荷した薪を並べて写真を撮っていると…管理人さんから0.5%ビールのご褒美が!!やったー!! ビールと薪を持って記念撮影。
 携帯トイレ(宿泊者は持参しなくても小屋に用意してあるものを何回でも使える)の使い方の説明を聞いた後、テーブル・ベンチのあるところで乾杯!!頑張っただけビールが美味い!!
 夕食までの時間には、管理人さんによるお花ガイドがありました。まだ7月だけど小屋周辺には8月の花、秋の花が咲き始めていました。
 石室は大正4年の石積の建物。隣の宿泊棟の小屋は2014年に建て替えられ、木の香りがして清潔感たっぷり。定員40名のところコロナ禍で半分の宿泊にしているそうで、一人ずつ仕切りがあり、5センチ厚のマット・掛布団・毛布の用意がしてあり、快適な小屋でした。
 夕食はカレーライス。福神漬、燻製卵、ポテトサラダ、レンコンチップをセルフでトッピング。食べ終わったらお皿をキッチンペーパー1枚で綺麗に拭き取り、朝食後はティッシュ1枚で拭き取ります。洗剤を出来るだけ使わないよう環境に配慮されていました。
 石室の中に天体望遠鏡や薪ストーブが設置してあり消灯後も楽しめるようにしてありましたが、夜空に期待できないので、20:00の消灯時間に就寝につきました。

(1日目 記録担当 松岡さんの報告より

コースタイム(1日目)
関4:20==美濃加茂==駒ケ岳SA6:00==桂小場P6:30~7:00・・・野田場(水場)8:15・・・大樽小屋9:35~10:00・・・胸突八丁10:15・・・6合目10:40・・・津島神社11:15・・・胸突ノ頭12:10・・・茶臼山分岐12:30~(ランチ)12:50ザクデポ・・・行者岩13:10~13:20・・・茶臼山13:30~13:40・・・分岐・・・西駒山荘泊14:45~

 

感想・雑記(2日目)
 西駒山荘の部屋はパーティションで仕切られた各自の部屋。お借りした寝具一式は分厚いマットと毛布、掛け布団でグッスリ快適に眠れた。
 4時40分、ご来光。雲海に浮かぶ南アルプスが順番に見えました。鋸岳、甲斐駒ケ岳、仙丈ヶ岳、北岳、間ノ岳、富士山、塩見岳、荒川岳、赤石岳、聖岳。八ヶ岳連峰の天狗岳辺りから日の出。今日の天気も期待できそうでテンションが上がります。西駒山荘から前方に宝剣岳、中岳、木曽駒ケ岳の三座が横に並んでいるのを初めて見たので新鮮でした。
 山荘に戻り朝食。南瓜、ひじきの煮物など、家庭的な料理にほっこり。私はご飯のお替りは必ずです。(笑)食べ終わったらティッシュペーパー1枚で各自綺麗に拭いて合格。
 山荘の管理人の心遣いで、天体望遠鏡を槍ヶ岳が観れる様に合わせて、外に設置して有りました。雲の動きまで良く見えました。
 さあ、いよいよメインの将棋頭山へと向かいます。登り始めると雲海に浮かぶ御嶽山が近くに大きく見えました。乗鞍岳、笠ヶ岳、穂高連邦、槍ヶ岳の穂先までしっかりと見えました。ビューティフォー!! ここでCLさんが山荘で記念に購入した将棋頭山の手ぬぐいを持って集合写真を撮る。
 再び稜線歩き、チングルマはお花と綿毛の両方を楽しみながら気持ちよく歩く。富士山の型が台形に見えて両サイドがネコ耳の様にツンと立っていた。(ネコ耳富士山と命名)
 馬の背を目指し歩いているとヘリが飛んできました。前日に馬の背でビバークした登山者が居たらしい。ヘリの救助要請があったようです。改めて気を引き締めて歩き始める。
 木曽駒ケ岳に近づくにつれて、赤い屋根の頂上小屋と、蒼い屋根の宝剣山荘、その横に宝剣岳が目立ち、少し雪渓の斜面が残っていました。とても絵になります。
 有りました、可愛いエーデルワイス! 見上げる岩峰も迫力あり、アルプスらしいハイマツが有り、変化に富んだコースで魅力的です。
 8時45分、木曽駒ケ岳に到着。神社にお参り、集合写真、山頂はとても賑わっています。剱岳や白馬三山まで見えてニヤニヤが止まりません。(笑)
 宝剣山荘の前で昼食、今朝歩いてきた将棋頭山からの稜線が分かりました。
 10時半、宝剣山荘から下山開始、乗越浄土から八丁坂を下山し千畳敷カールへ。お花畑を見ながら沢山の登山者とすれ違う。大好きなハクサンイチゲとミヤマキンバイのコラボ。
 駒ケ岳ロープウェーにタイミング良く乗り込み、しらびそ平駅着。バスも臨時便が出ていてバス待ち時間にタクシー予約。菅の平バスセンターに着いたらジャンボタクシーが待機していました。
 桂小場Pまで戻り、無事山行を終えました。
 今回初めての歩荷体験でご褒美ビールは格別。北ア、南アの山並みが一望できる素晴らしい稜線歩き。CLさん、素敵な山行計画、ありがとうございました。参加の皆さん、ご一緒出来て楽しかったです。有難うございました。

(2日目 記録担当 河津さんの報告より)

コースタイム(2日目) 
西駒山荘5:50・・・将棋頭山6:00~6:30・・・遭難碑6:40・・・濃ヶ池分岐7:00・・・馬の背8:00・・・木曽駒ケ岳8:45・・・中岳9:30・・・宝剣山荘9:40~10:30・・・千畳敷カール(駒ケ岳ロープウェー)11:30~~~しらびそ平駅11:50==菅の台バスセンター12:40==ジャンボタクシー==桂小場P13:30==駒ケ根IC==富加関IC==関18:00

 

(将棋頭山-茶臼山-木曾駒ケ岳 写真提供 古谷さん)

 

(将棋頭山-茶臼山-木曾駒ケ岳(花)写真提供 古谷さん)

(監修 渡辺Aさん 間違いがあるかもしてません。参考に) 

 

(GPS軌跡提供 古谷さん)

 

 

コメント
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