みのハイキングクラブ

友と山に登り、自然に親しみ、心身を健やかに、親睦を深めます。

労山救急救命講習会 2024年2月18日(日)

2024-02-27 | 講習会

 


 労山救助隊積雪期搬出訓練(救急法講習)

 

 2024年2月18日(日)  天候 曇り

 労山参加者総数 (34名)

 大垣労山 3名 アルパインKANI 6名 岐阜ケルン7名  
 多治見ろうざん 4名 瑞浪山の会 2名 中津川労山 1名 
 みのハイキングクラブ 10名

 

講師

  • 【心肺蘇生法】岐阜中消防隊員5名 
  • 【止血法・三角巾法・搬送法・その他】入野K 労山救助隊長/佐藤Mさん 

                                      

講習内容

9:00

全員和室に集合。挨拶の後A・B 2班に分かれ『心肺蘇生法』『止血法・三角巾法・搬送法・その他』の講習を受ける事となった。
みのハイクは中津川・多治見・瑞浪の方々と一緒に総勢17名で『心肺蘇生法』の講習から受けた。

9:05

防災会議室に移動。岐阜市中消防隊の「一次救命処置は勇気をもって実践して欲しい」等の挨拶の後、
胸骨圧迫の展示指導を受け、人形を使って100回~120回/分の速さ・5cmの深さでの胸骨圧迫を2分間連続で行うよう指示があり、行う。
結果2分間がとても長く思えると共にいかに体力を使うかを実感!

10:10

AEDを展示指導後、一次救命処置のフローチャート(安全確認→大声で応援を呼ぶ→・・・)にそい、練習。
AED装着時も「離れて下さい」のアナウンスがある時以外は胸骨圧迫が必要と指導あり。

10:45

気道異物除去について、咳が出来るようであれば、まずは咳を促す。背部叩打法を練習した。
最後に日本人は欧米諸国の人に比べ引っ込み思案な人が多い。積極的に一次救命処置に参加してほしい。山ではAEDも救急車も間に合わない。
山に登る前に何か変だなぁ?と体調に異常を感じたら引き返す勇気をもって欲しいと締めくくられた。

11:00~13:00

昼食・休憩

13:00

和室に移動 入野隊長とSさん(両名共、岐阜ケルン所属)より指導を受ける。
止血法・間接圧迫止血(患部より心臓に近い動脈を強く圧迫する)を学ぶ。
パルスオキシメーターで止血出来てる事を確認しながら指・上肢の止血を指の根元・肘・上腕・腋窩の動脈を圧迫して練習。

13:20

患部洗浄 ペットボトルの蓋に画鋲等で穴を開けて流すと、少ない水で洗浄出来る事を確認。

13:25

三角巾の使い方 前腕・下腿・膝関節・距骨関節(足首)・胸部・頭部固定法の練習。

14:20

搬送法 肩を貸して歩かせる・背負って運ぶ・後ろから引いて運ぶ方法。ザックを使っての背負い方。
寝ている人の背負い方。「ストック2本・タオル・テーピングテープ」で松葉杖作り。
「ストック4本とテーピングテープ」「ツエルト・ストック4本」「カラビナ・スリング・ツエルト」での3通りの担架作りと搬送を体験。
皆さん午前中の緊張感から解放されたか、笑顔でイキイキとした表情で午後の講習を受けて見える様に感じられた。

15:20

終了の挨拶時、みのハイクのMさんが荒島岳を登山中に、救命処置中の現場に遭遇した体験談を話してくださった。
通りかかった看護師さんが指示を出していたが、救命処置への積極的な参加をためらって傍観しておられた方がみえた。
頑強な男性への胸骨圧迫は5cmも押すことが困難だった。

この体験談で今日の講習の意味を深く感じると共に、一次救命処置を皆が出来る様にならなければと思った。


                                 (記録担当 I・Yさんの報告より)











 

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