みのハイキングクラブ

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三森山-水晶山 2020.1.11(土)

2020-01-18 | 自主山行

自主山行

2020年1月11日(土)   天候 晴れ   参加者 21名

CL 須田Kさん

 12月例会地図読み勉強の実践として、公開自主山行が計画された。当初1月12日の予定日であったが、天候不順が予想されたため、1月11日に実施された。当初の参加予定者は、27名であったが、日程変更に伴い21名の参加者となった。
 2020年の最初の満月を車窓から眺めながら、関市役所を出発、阿木川ダムでトイレ休憩、順調に車を進め、岩村ダム駐車場に到着した。
 
車を降りると東濃の底冷えの寒さに震えながら、登山の準備をする。各自登山の準備が完了し、体操担当のデビューを古谷さんの号令の下ストレッチを行い、須田さんの指導による地図とコンパスで位置確認した後、3班に分かれ、8時45分登山開始した。
 
12月例会地図読み勉強では、岩村城址から水晶山を経て三森山に至るルート水晶山から三森山へのコースの工程表であったが、実践の今回は、逆のコースを辿り、水晶山登山口から岩村城跡や城下町散策の楽しみを胸に予定より15分早く登山をスタートする。
 岩村ダム駐車場からの林道を歩き始めて直ぐに三森山登山口を発見、そこには「参道入口」の道標があり鳥居を潜り参道に入る。
 山道は、「四駆の軽自動車が通れる程の広さがある」と冗談が出るくらいの幅広く歩き易い道であった。登山道には、木のネームプレートが多く掲げられ、なかには誤ったネームプレートが置かれた箇所もあった。
 
三森山の由来は「三つの盛りがある山」で、天照大神が出産されたときに胞衣を切断した鎌をご神体とする三森神社、奥ノ院、帝釈梵天がそれぞれ別のピークに祀られている信仰の山である。三森神社までの登山道には、多くの観音が祭られて、土壌侵食により今にも崩れそうなもの、手水鉢の横に祭られたものなどがあった。後に道標により観音の数が三十三観音であることを知る。
 
また、「七本松(松並木十株が続く)」のプレートの脇には、寂しそうに生き延びている1本の松、サクラとヒメコマツとアカマツの重なる根、恐竜や麒麟の足のような奇妙な形をした木などが点在し登山を楽しましてくれた。
 
そろそろ小休憩の場所を探していた矢先、整備された階段の先に工事中の林道に出た。林道脇の広いスペースで水分補給や服の調整などをし、再び登山道へ進んだ。林道の方に進むとの提案が出たが、登山道を進むと直ぐに工事中の林道が行き止まりであることが分かり、登山道を進んだことが正しいかったと冗談話をしていると、三森神社の鳥居に到着した。
 
9時42分鳥居を潜って三森神社に参拝、無事の登山を祈願し、その先の眺望台地に到着した。この展望台からは、三河湾、御在所山、伊吹山、白山連峰、御嶽山、乗鞍岳、眼下には日本一の農村風景を言われる岩村町富田地区を眺めることができ、この先の水晶山の方角を確認した。ここで、小休憩を取り、この絶景を背景に集合写真を撮る。地図とコンパスで地図読みをした後、次の三森山山頂を目指し出発する。
 
途中の奥ノ院、釈梵天には立ち寄らず、暫くすると山道脇にイワカガミを発見、更に進むと山道の両側や大群落があり見頃標識(4月下旬下~5月上旬)が見て、春の再登山に夢が膨らませる。暫くすると「上矢作風車」の標識があり、風力発電の風車を展望、「合体木」の標識の横には、ヒメコマツとコナラの絡み合った合体木を発見し、見ごたえのある登山道だと感動する。
 
登山開始から1時間余り、漸く本日最高地点の三森山山頂(1,100.3m)に登頂、能郷白山を眺望し、登頂記名をした。
 
山行計画では、三森山山頂での昼食を予定していたが、予定より早い到着であったことと、全員が昼食できるスペースの確保ができないほど狭いことから、昼食場所の変更をする。
 
三森山山頂を過ぎると、「この先 急傾斜 きけん」の標識があり、急傾斜のアップダウンや長い痩せ尾根の緊張感の連続で、スピードダウン、エネルギーを消耗し空腹を感じながら、図根三角点(地籍調査のための三角点)を通過、昼食場所を探し更に進む。
 
笹の群生や平坦な道のりを歩き鈴ケ根尾根に到着した。そこは、北風を避け日差しのある広いスペース、御嶽山、白山連峰などを眺望でき、付近に仮トイレのある絶好な場所。絶景を眺め、手作りの漬物、お菓子やおかずを交換しながら昼食した後、集合写真を撮った。
 
その後、水晶山山頂を目指す途中、分岐点で道標や地図読み確認を怠ったため、岩村ダムへ向かうハプニング、低山の道迷い遭難の文字が過り、地図読みの大切さを実感する。水晶山四等三角点、分岐(水晶山と岩村ダム)を通過し、12時43分、水晶山山頂(958m)に到着、展望のない山頂であった。
 
水晶山山頂で、車の運転者の5名と分かれた。その5名は、分岐(水晶山と岩村ダム)まで戻り、急傾斜のコースから30分程で岩村ダム駐車場に下山し、岩村コミュニティセンターに車を移動する。
 
他のメンバーは、水晶山山頂から水晶四等三角点を見落としたものの、水晶山登山口へ、スタートから5時間かけ全員無事に岩村城跡まで下山する。そこで、全員トイレを済まし城下町へ進む。先に到着した5名の運転者と合流し、城下町を散策。酒屋で試飲、菓子屋で名物の蒸しカステラを試食、みたらし団子のような小さい五平餅団子を食べ、家族へのお土産を購入など堪能して岩村コミュニティセンターに到着した。
 
CLさんの挨拶後、現地解散した。
 
素晴らしい景色、イワカガミの群生、ピイチクと鳴く鳥の囀り、点在するタヌキのトイレなど変化のある楽しいコースを堪能し、分岐点で方向確認の地図読みの実践をすることができ、全員が無事に実り多い登頂であった。
 
ご尽力頂きましたCLさん、諸役の皆様ありがとうございました。参加された皆様、お疲れ様でした。
                                (記録担当 村井さんの報告より)

コースタイム
関6:55==富加関IC7:07==恵那IC7:45==阿木川ダム(トイレ)7:57~8:08==岩村ダム駐車場8:20~8:43・・・三森山登山口8:45・・・三森神社9:42・・・眺望台地9:43~9:54・・・三森山山頂・点名:富田三等三角点10:23~10:25・・・図根三角点11:08・・・鈴ケ根展望所11:21~12:00・・・点名:水晶山四等三角点12:20・・・分岐12:32(水晶山と岩村ダム)・・・水晶山山頂12:43・・・点名:水晶四等三角点13:10・・・分岐13:20・・・水晶山登山口13:40・・・岩村城跡13:50~14:03・・・岩村資料館14:25・・・岩村城下町14:30~15:10・・・岩村コミュニティセンター15:20(現地解散)

 

                         (写真提供 古谷さん) 

                                    (地図提供 古谷さん)


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