みのハイキングクラブ

友と山に登り、自然に親しみ、心身を健やかに、親睦を深めます。

鳩吹山・西山・大平山

2012-12-29 | 自主山行
『若葉30山登ろう会』個人山行

   12月23日(日)   天候 晴 


CL 長谷川さん 
今日は『若葉30山』の一つ可児市の鳩吹山への山行です。
暮れも押し迫った12月23日というのに何よりも山が大好きの皆様、師走の大忙しさの中でも何とか時間を見つけだし、予想を大きく上回る18名の方が参加されました。
本日は大脇登山口から入山、鳩吹山西尾根から北ルートを辿る縦走路を歩き大平山へ向かいそのまま犬山方面に下山、帰りは林道で大脇登山口まで帰るコース、標高差は少ないものの、距離は約13kmのロングランの行程。
 大脇登山口から入山後すぐに急遽通常の登山道より変化を求めて岩稜コースに変更、2本ストックの方は1本ストック又はストック無しにして岩稜コースを3点支持にて登攀、暫く登ると背後に土田山(城跡)が現れる。 土田城は、生駒氏の出世城とも云われ、織田信長の生母土田御前の実家の城だそうだ。
標高は172mと低山では有るが4つの峯からなる山容は下界からみるよりここから見た目の方が大きく見えた。
鳩吹山山頂下の東屋にて暫し休憩の後山頂にて記念写真をパチリ。
我がクラブ員のSさんが作られた鳩吹山山頂を表すプレートを写真の中に組み入れたかったが動かず断念する。
これより西尾根の縦走路を辿り南、北ルートの分岐に達するがここでリーダーより岩稜登りで時間を費やしたので北コースから南コースへ変更するとの指示が出る。
南コースは起伏も距離も少なく263mピークを回り込むとじきに西山休憩者に着いた。
思ったより時間に余裕が出来希望者のみ西山(両見山)の三角点までピストンにて行くことになり大半の人が西山まで足を延ばす。
その後南西に延びる尾根を大平山分岐に向けて出発。
高圧線の送電鉄塔下、眺望が良い地点で可児方面の山々を眺めつつ山談義を行いながらの楽しい昼食をいただき、本日3峰目の目的大平山を目指す。
あまり眺望のない大平山で最後の休憩を取り犬山方面を目指して下山。
犬山城方面、冥王山、猿喰、とりわけ木曽川に飛び込むような下山路の景色の中を下るのは何と気持ち良いことか、その上12月というのにツツジの狂い咲きを見て最高の気分で林道に無事下山。
ここで鵜沼から参加され徒歩で自宅まで帰られるNさんと分かれて我々は林道を石原峠に向かいひたすら歩く。
石原峠で善師野駅に向かう二人と分かれてまたしても一般道をひたすら歩き大脇登山口まで帰る。
天気予報では寒波が近づき寒い日を予想したが下山完了までは温暖な日和で満足の1日でした。皆様お疲れ様でした。   
 (記録 須田Kさん)


(スライド写真 須田Kさん)

コースタイム
大脇登山口8:40・・・岩稜コース入口9:00(岩稜コース登攀)・・・鳩吹山頂上9:40・・・南、西尾根分岐・・・南、北ルート分岐・・・(南ルート)・・・西山東屋・・・西山(両見山)11:05(ピストン)・・・西山分岐・・・鉄塔下(昼食)11:30~12:10・・・大平山ルート分岐・・・大平山頂上12:55・・・林道に下山13:35・・・石原峠14:00・・・大脇登山口15:10
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坊ヶ峰・石巻山

2012-12-25 | クラブ山行
クラブ報告

12月16日(日)  天候 晴れ    参加者 22名

CL 森川さん
 定刻の6時少し前、バスは関を出発した。富加関ICから高速道路に入り途中赤塚PAでトイレ休憩、豊川ICを出て国道362号線に入る。8時10分、本坂トンネル前の空き地でバスを降りた。
 旧国道から迂曲を短絡して姫街道に入り本坂峠に向かう。東海道の新居関が厳しかった頃、女性は専ら本坂峠を越えたので何時からか「姫街道」の名が付いたという。途中一等水準点が二箇所あった。旧国道沿いと、姫街道の弘法水の下辺りである。至近距離に何故だろうか。
本坂峠で小休止の後坊ヶ峰に登る。山頂の観音堂の裏に二等三角点(445.8m嵩山村)があった。 
愛知、静岡の県境には多くの山がまたがり峠も多い。本坂峠もその一つであるが、東西の往来の盛んんだった頃の名残であろうか。
坊ヶ峰から県境に沿った主尾根を南に縦走する。本坂峠に下り、南斜面を登ると道が平坦になり、東側の展望が開けてきた。そこで小休止し、甘酒が振る舞われた。皆で乾杯し「2012年ありがとう!」コールをした。暖かい甘酒は喉を潤し最高に美味しかった。  四等三角点(426.9m本坂峠)を過ぎる辺りから富士山も見え始めた。11時少し前富士見岩に到着。
標高は415m、高さ3~4m、長さ10mもあろうか、巨岩に上ったり、写真を撮ったりした。遠くに富士山や南アルプスが白く美しい。ここで早めの昼食となる。風を避けて、めいめい岩陰や鉄塔の下で食事を摂ったが、送電線が「ブォーブォー」と音を立てて唸っていた。
11時40分石巻山に向け出発。四等三角点(372.5m長彦峠)を少し下ると大知波峠の平地が開けた。「国指定史跡大知波峠廃寺跡」の標柱がある。7年間の発掘調査の結果、平安中期の山寺として貴重な文化財であるそうだが、地表に現存する物は無い。Sさんの指導で赤布の結び方の実地練習をした。ここから石巻神社まで林道を西に下る。
石巻山は、古くから山自体が信仰の対象とされ、麓には石巻神社が中腹には奥宮が祀られている。山頂は巨大な岩山になっている。これを背後に廻り、鎖と梯子で頂上に出ると、高度感があり360度の展望が開けて素晴らしい。この地域には石灰岩地特有の貴重な植物が見られ、「石巻山石灰岩地植物群落」として国の天然記念物に指定されている。
山頂まで整備された豊橋自然歩道を40分程で往復すると、この日の縦走は終わった。石巻温泉の湯につかり、一息入れてから帰途に着いた。
帰りのバスは、豪華賞品の当たるクイズや、しりとり歌合戦などで大いに盛り上がった。そして、関市役所には予定より20分程早く帰着した。晴天に恵まれ、年の最後に相応しい良い山行であった。
                                    以上
(記録担当 前島さんの報告より)


(スライド写真提供 須田 Kさん)

コースタイム
関5:58=富加関IC=豊川IC=7:58 R362トンネル前…8:11~8:24林道分岐…8:48姫街道登山口 …8:50姫街道入口…9:17本坂峠…9:37坊ヶ峰…9:53本坂峠…10:57~11:40富士見岩…12:08石巻神社下…13:52石巻山山頂…14:31~15:30石巻温泉=15:59豊川IC=見合PA=17:40関


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山星山

2012-12-11 | クラブ山行
山行報告

12月9日(日)   天候 晴れ   参加者 25名

CL 藤村 さん
日本列島は12/07に雪が本格化するとされる二十四節気の「大雪」を迎えた。当初予定されていた大洞山方面は暦どおり8日、9日両日共雪予報となり、リーダーは随分悩まれたそうで、前日に降雪の心配の無い瀬戸市の「山星山」へ転進との連絡が入った。
o県道205号線沿いの定光寺公園第一駐車場で現地集合者と合流し、準備を終えてストレッチで体をほぐして出発。正伝池の南岸を通って東海自然歩道入口へ進む。池の一部に薄氷が張っていて、名残の紅葉の先に水鳥が泳いでいた。自然歩道の標識から疑木の急階段に取り付いたが僅かな時間で木漏れ日の美しい平坦な尾根道になった。ガイドブックに有る正伝山は何処か判然としない。自動車道路に出合い指導標に導かれて又樹間へ入り、尾根の西北斜面の落ち葉に覆われたゴロゴロした道を登って行く。左に尾根を眺め平坦な巻道を進み、自動車道路に出会った地点の 「 大洞峠へ25分 」 の標識から鋭角に左の尾根の階段を登ったら東屋の有る広場で、東屋の腰板に「高根山253m」の標識が打ち付けられていた。樹林の中で展望はゼロ、三角点も無く平坦過ぎて山頂の実感は無い。小憩後緩やかに下り舗道を横切り廃止された労働者研修センターや中小企業大学校の建物群の間を進む。フエンス脇から階段を下るとまた自然豊かな歩道になり、落ち葉を踏み締める音が心地良い自然林の中を行く。県道207を大光橋で横切った所に大洞峠の標識があった。大洞峠を過ぎると左植林、右は明るい雑木林で落葉の絨毯が続く緩やかな尾根歩きとなり、右手の樹間から時々名古屋のビル群や瀬戸デジタルタワーが望まれた。送電線鉄塔を右に見てから緩やかに登った特徴の無い平坦なピークが山星山山頂で、自然歩道脇の林境に三角点が有った。上部が破損していて等級確認が出来ない状態となっていて、国土地理院の文字も無く三角点と刻まれた面は北を向いていた。テーブルやベンチが設置されていても展望の無い山頂で休憩をとっていたら、 近時時々見かけるトレイルランニング の若者達の一団が通過、声をかけたら練習中とかで、我が身にひき替え元気溌剌の彼らが羨ましく思えた。到着時間も早いので下山してから昼食とする旨指示があり、記念撮影を済ませて宮刈峠へ向かう。山頂から緩やかに下って林道を横切り、小さなアップダウンを数回繰り返して宮刈峠(279m)へ到着。ここで直進する自然歩道と別れて左の細い林道を下った。落ち葉の道を進んだら間もなく山中のオアシスの様な宮刈池が左手に見えた。この時期には県道に出会う手前辺りから冠雪の御嶽山や中央アルプスが望まれる筈であったが、今日は笠置山がボンヤリ望まれるだけで遠隔地は雲に覆われていて残念。県道へ出てから歩道歩き10分程で定光寺公園へ帰着した。この頃から強風が吹き始め、風を避ける場所も無いのでフリース等を着込んで寒さを凌ぎ、公園の芝生に散開して昼食を摂った。
食後折角の機会だからと言う事でザック等の荷物は車に積み込み空身で定光寺参拝へと向かう。石段が165段も続く参道にも名残の紅葉が見られた。(この寺は1336年に創建された古刹で 1650年に尾張徳川家初代徳川義直が没すると、 徳川義直廟墓が造営され、 尾張徳川家の菩提寺として名高い。廟所へ向かう参道途中にある獅子の門は元禄12年(1669年)の建立で、左甚五郎の作と伝えられる。)拝観料100円を払い壮大な廟墓を拝してから定光寺展望台(標高200m)へ向かった。西方向の展望が開け名古屋の高層ビル群が望まれたが、彼方の鈴鹿山系は雪雲に覆われていた。本堂(通称無為殿)周辺にも名残の紅葉が見られ、時々強風に舞う風花が移ろい行く季節を感じさせてくれた。
駐車場へ帰着してから清算後リーダー挨拶を頂き現地解散となった。大洞山を期待された参加者が多かっただろうが、郡上方面の高速道路の閉鎖が報じられる様な降雪の中を一日歩くのも厳しいので転進は正解だったのではと思われた。
大洞山から転じて大洞峠経由山星山へ」は余りにも短時間で終わってしまった山行ではあったが、 木漏れ日の中、落葉を踏み締めてのんびり行く里山歩きも又楽しいものである。
大洞山は次の機会に期待しよう。

追記 
 山行終了まで晴天で有り難かったが、9日夕刻より本格的な雪模様となり、名古屋では平年より11日早い初雪観測で10日午前6時までに2㎝の積雪、岐阜市も10日午前5時までに17㎝の積雪と報じられ、高速道路の閉鎖や交通機関の運休など各地で混乱が続いた。
(記録担当 水野 Oさんの報告より)



(スライド写真提供 水野 Oさん)

コースタイム
関7:02==富加関IC==せと品野IC==定光寺公園第一駐車場8:05~8:31・・・東海自然歩道入口8:42・・・高根山9:20~9:24・・・旧労働者研修センター9:32・・・大洞峠9:54 ・・・ 山星山10:27 ~ 10:36 ・・・ 宮刈峠10:58 ・・・ 定光寺公園11:38~12:20・・・定光寺12:30・・・義直公廟所12:35~12:40・・・定光寺展望台12:50・・・定光寺12:55・・・定光寺公園第一駐車場13:05~13:24 (清算後現地解散)


コメント (2)
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