大阪グルメ倶楽部

メンソールのグルメレポート&オフレポート

サーレ・アンド・ペペ

2007年09月09日 18時49分15秒 | イタリアン
 福島にも『サーレ・アンド・ペペ』という店があるんだけど、福島ではない方ね。2006年12月にグランドオープンしたらしい。

 ディナーは、プリフィックスが4,500円、5,800円、8,000円の三種類と、シェフお任せの10,500円がある。今回、オーダーしたのは4,500円のプリフィックス。ただし、8人という人数で行ったので、プリフィックスではなくてフィックスされてたけど…。

 店は、マンションに一階、少し奥まったところにあるけど、イタリア国旗が通りから見えるので、見過ごしてしまうことはないと思う。店内は明るく、テーブルの配置なども余裕が感じられる。スモールサイズのビストロなんかで、テーブルとテーブルの間も一人がかろうじて通れるくらいのスペースしかないところも多いけど、アットホームな雰囲気が感じられていいんだけど、隣のテーブルと十分なスペースがあって、話し声とかが聞こえない距離が保たれているというのもいい感じだと思う。

 席に着くと、グリッシーニが置かれてて、これをかじりながらドリンクを考えたり、プリフィックスの場合は、何をオーダーするかを考えたりすればいい。

 一皿目が、前菜の三種盛り。二皿目がパスタだった。パスタはイカスミを練り込んだもので、北海道産のウニと、高知産のトマトが合わせてある。イカスミパスタ等には、どちらも海産物と言うことで想像しやすいが、そこにさらにトマトが合わせてある。イカスミとトマトソースって合わないんじゃないかと思ったんだけど、合うんだな。ウニのねっとり感とバジルが風味のトマトの清涼感があって、それからイカスミパスタの味が来る感じ。パスタはねじれのある手打麺。

 メインは、蔵尾ポークの炭火焼き。蔵尾ポークは、別名バームクーヘン豚と呼ばれていて、バームクーヘンの切れ端などをえさとして与えてるらしい。噛みしめると、口の中に旨みと甘みがドバッと広がる。最近は、牛肉でも豚肉でも、噛んだ瞬間に肉汁があふれ出て、それがまた甘くて旨いというものには出会えなくなってきてるけど、本当に久しぶりに美味しい肉を食べたという感じ。味付けの方は、たぶん塩&胡椒のシンプルなものだと思う。付け合わせは、エジプト豆のピュレ、モツァレラを詰めたプチトマト、サツマイモ。サツマイモは、見た目とか食感とかで水茄子かと思ったんだけど、食べてみた時の甘みから改めてサツマイモだと気づかされる感じ。レモンも添えられてるけど、メンソールは使わなかった。

 デザートは、モモをベースにしたもの。最後はエスプレッソで〆にした。

 

 素材にこだわり、素材を生かそうとしていることが感じられる料理なんだけど、同時にシェフの遊び心のようなものも見られたりする。それは、一軒突拍子もないように見えて、驚きを与えてくれるんだけど、それを食した時の相性の良さとか、計算し尽くされたような味に、もう一度驚いたりする。

 サービスも良い。態度も言葉遣いも問題ない。ディナータイムは禁煙というわけではないらしいが、タバコが苦手な旨を予約時に伝えておけば、一番奥の席を用意してくれる。ちなみに、ランチタイムは禁煙となるらしい。

 メンソールの中では、今年に関して言えばフレンチの『デヴィッド・セニア』と並んでセクシーな店。『デヴィッド・セニア』ほどのわくわくかんはないけど、堅実で確実で落ち着ける。シチュエーションとしては、なんにでも使える。初デートでももちろんOKだし、つきあいの長いカップルの記念日のディナーとかにも使える。カウンター席もあるので、一人で立ち寄り、カウンター席でアラカルト&ワインという使い方もできる。要は、オールマイティに使える。料理の方も、前菜からデザートまでハズレはなし。一貫して高レベル。トラットリアとかじゃなくてレストランなんだけど、それほど構えなくてもいい。


(店  名) サーレ・アンド・ペペ
(ジャンル) イタリアン
(所 在 地) 大阪市北区本庄西2-8-15 ラフィーネ天神一階
(電  話) 06-6375-9939
(営業時間) 11:30-14:30(ランチ)
      14:30-16:00(カフェ)
      18:00-21:00(ディナー)
(定 休 日) 日曜日
(ウ ェ ブ) http://www.salepepe.jp/http://www.salepepe.jp/




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