大阪グルメ倶楽部

メンソールのグルメレポート&オフレポート

さかな 和平(魚介料理/西天満)

2011年08月15日 11時21分20秒 | ジャパニーズ
 メンソールは、なぜか老松町に縁があります。別に、裁判所に縁があるわけではないのですが、アメリカ領事館の裏から西天満を経て、南森町方面に向かうという行動パターンを取る場合があるわけですね。
 
 で、その中でいつも気にはなっていた店が、この『和平』です。看板とメニューだけが通りにおかれていて、店は少し奥まったところにあるので、神秘的でちょっと隠れ家的な感じもしたりするわけですね。
 
 この日は、あまり空腹ではなかったんですが、とりあえず造りともう一品、煮物か焼き物をオーダーしようと思っていました。
 
 間口がそれほど広くはないので、スモールサイズの居酒屋風の店内かと思っていたんですが、結構な広さがあってびっくりしました。で、しっかりと仲居が案内してくれます。メンソールはカウンターに座って、まずはトリビーをオーダーしました。ビールと突き出しが到着して、メニューを眺めていると、仲居が大きな皿に、この日のお勧めの魚類を乗せてやってきました。
 
 「サンマは塩焼き、甘鯛は煮付けか酒蒸し、キスは揚げ物に…」といった感じで説明してくれます。この感覚は久しぶりだったので、テンションが上がるというか、やはり目の前で食材を示されると、こちらも具体的に料理(完成品)のイメージがわくので、オーダーしやすいところがあったりします。生け簀から取り出すというのも楽しいんですが、メンソール的には生け簀よりもこちらのやり方の方が好きです。生け簀でいかしておくと、それだけでエネルギーを消耗するので、だんだん味が落ちてくるんですね。
 
 まずは、サンマの造り。臭みが全然なく、脂の乗り方がすごいです。サンマ自体がバターのように溶けていくような感覚があり、あとに残る脂の旨味がすばらしいです。



 
 続いては、甘鯛の酒蒸し。画像を見ると判ると思うんですけど、下に昆布が敷かれています。この昆布の味が濃厚で、甘鯛の淡泊な味をしっかりと引き立ててくれていますが、あくまでもしっかりとしたから支えているという感じで、出過ぎると言うことがありません。また、酒蒸しの酒の香りがしっかりと残っていて、こちらも甘鯛の淡泊な味と旨く絡み合っています。酒蒸しとメニューに書かれていても、本当に酒で蒸したのか、水で蒸したんとちゃうのんと言う味付けのものに出会うことの方が多いんですけど、しっかりと酒の香りがしました。




 三品目が、合鴨の炙り焼です。何度か書いてますので繰り返しませんけど、大阪の夏は鰻よりは鴨ですから…。しっかりと焼いてあって、黒胡椒で仕上げてあって、なかなか良い感じです。




 最後は、蟹クリームコロッケ。大変楽しませていただきました。




 
 やはり場所柄、法曹界関係の客が多いのではないかと思ったりしましたが、普通に接待の場としても十分に使えます。コースはお手軽な3,675円のコースと7,350円のコースなどが用意されているようです。また、要予約ですが鍋料理などもあるようです。
 
 魚介料理、今回は二品だけだったんですけど、何を食べても美味しいであろうと言うことが判ります。残念なのは、日本酒メニューが四銘柄くらいしなかったことなんですが…。
 


(店  名) さなか 和平
(ジャンル) 割烹、魚介料理
(所 在 地) 大阪市北区西天満4-5-5 京阪マーキス梅田一階
(電  話) 06-6365-1077
(営業時間) 11:3-15:00、17:30-23:00
(定 休 日) 日曜日
(予  算) 6,000円くらい
(予  約) ベター
(席  数) 27席。個室有り。



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