茗荷日記

気ままな日記

不正が行われるのは何故かと思う

2021-05-13 20:36:50 | 日記

少し前、金融機関で大きな不正が行われた際、そこの職員がこんなことを言っていことを思い出した。

「厳しいノルマが課せられていた。例えるならば、魚が7匹しかいない池の中から、10匹の魚を取るよう命じらているようなものだった。」

不正を行った人、不正を行わせた人のどちらがより悪なのかと考えるとき、私は当然後者の方がより悪であると思う。

私も結構大きな組織に所属する人間であるが、その組織でも性質の違いはあるが、同じようなことが行われている。

今、新型コロナのワクチン接種のスケジュールについて、水面下で国から市町村へ実施の可否について調査が行われたようだ。

その際、スケジュールどおりに実施できないとした市町村に対しては、実施できない理由の聞き取り調査も並行して行われていたという。

具体的には、水面下で国の組織から市町村に出向していた人間が、元の出向先に個別に問い合わせているとのことのようだ。

国からの出向者を受け入れている市町村にとって、出向者の所属する組織や元出向者は補助金などで強い影響力を持つものと認識されているものだと思う。

そこからのこのような問い合わせが合った場合、圧力が全くないものとは言えないだろう。

水面下で行われてること自体が調査する側で圧力があるものと認識しているものであることを証明しているとも言えるだろう。

事ここに至ってもなお、このようなことが行われていること自体に非常に残念に思う。


危機管理について思う

2021-05-10 17:37:05 | 日記

以前、テレビで危機管理のスペシャリストの方が

「危機管理に空振りは許されるが、見逃しは許されない。結果的に空振りに終わり、そのことで批判を受けることがあったとしても、その批判は甘んじて受ける必要がある。」

といったような発言をしていたことを思い出す。

危機管理の責任者には、そういった気構え、覚悟が必要であるとのことであったのだと思う。

今の日本の状況はどうであろうか。

コロナ対応として、

初期に中国をはじめとする海外からの入国者を止めることは出来ず国内の感染拡大を止められなかった。

その後の国内の感染拡大で、医療の逼迫を何度も繰り返したが、感染症専門の病床は一向に増やされない。

更にイギリス、ブラジル、インドなどの変異株も国内への流入を止められなかった。

どれも危機管理の観点から対応が「見逃し」になっていると感じざるを得ない。

そのようになってしまった原因はどこにあるのか真剣に考える必要があるだろう。


政治に理念がないと思う

2021-05-10 17:36:20 | 日記

ガンジーは、7つの大罪の1つとして「理念なき政治」を挙げている。

新型コロナが蔓延している非常事態の世の中だからか、政治や政治家に理念があるのかと考えさせられることが多い。

理念とは、「ある物事についての、こうあるべきだという根本の考え」とある。

政治や政治家が理念を持ち、そこに国民のためとの思いが少しでも垣間見ることが出来れば、このように考えさせられることもないのかと思う。

理念がないということは、根本の考えがないということなのだから、場当たり的な思うがままの対応に終始することになるだろう。

まさに今の政治の状況は、そうなっているのではないかと思う。

まさに、理念なき政治が大罪であることを体現している今なのではないだろうか。

 

 


法は何のためにあるのかと思う

2021-05-09 18:31:10 | 日記

近頃、政府のコロナ対応を見ていると、法は何のためにあるのだろうかと考えさせられることが多い。

法は主に国民が守らなければならないことが規定されているものだろう。(ちなみに憲法は国が守らなければならないことを規定しているとされている。)

形式的には、各法律の立法目的は、だいたい各法律の第1条に規定されていることが多いと思う。

そこに明記されることはないと思うが、そもそも法は社会秩序を維持する目的で国民のために作られたものだろう。

しかし、政府のコロナ対応では、法の規定がないから出来ない、出来なかったと言い訳されるていることが多いと感じる。

具体的には、

重症患者が入院できない状況に陥れば、病床確保は都道府県の責任と法にあるので、

感染者を抑え込むことが出来なければ国民の自由を制限することが出来るとされる法はないので、

などとしていることに対してである。

法が国民のためにあるものだと理解していれば、都道府県で行う前に政府や国が病床を確保するための取り組みを行うこと、

社会秩序を維持するため国民の自由を制限する施策をとること

も出来るのではないだろうか。

理解がないのか、覚悟がないのか、それ以外に何かあるのか分からないが、非常事態であるにも関わらずである。

政府のコロナ対応の言い訳を聞いていると、まるで法が為政者のためにあるかのように感じてならないが、そう感じるのは私だけであろうか。