鳩山政権の来年度予算案が固まった。マニフェストに掲げたものとはかなり違ってきた。小沢一郎幹事長は全国の陳情の窓口を自らに一本化してしまった。そして、「これが国民の声です」などと、よくもシャアーシャアーと言ってくれるわというような、マニフェストに反する内容の要望を鳩山首相に突きつけた。鳩山さんは「最後は私が判断します」とまた記者たちに話した。財政が厳しい中で、マニフェストの実現はきわめて困難だ。そこで小沢さんは助け舟を出したと言う人もいれば、来年には鳩山さんを首相から降ろさせるから、その道筋をつけたのだと言う人もいる。
小沢さんはしたたかな人なので、助け舟にもなるし、次への布石にもなるように考えているのだろう。私は囲碁をやらないのでわからないけれど、囲碁には布石と言う戦術があり、何気なく置かれた石が後になって大変重要な役割を果すことになるそうだ。囲碁の好きな小沢さんならそういう手も考えられないことではないだろう。中国へ600人もの人々を連れて訪問したのも、アメリカへの圧力だろうと推測できる。普天間基地問題で窮地にある鳩山内閣だが、政権交代した日本はアメリカ一辺倒ではありませんよと、アメリカに見せつけたのであろう。
鳩山さんにしても、名古屋市の河村市長にしても、なかなか思うような展開になっていかないことに、本人もそして支持した人たちも相当にイライラしている。鳩山さんは公約がそのままスムーズに実現されていかないことに苛立ちはあるのだろうが、よく我慢していると思う。また、河村市長は議会が市長と同等であることを思い知ったことだろう。それでも河村市長は目的どおり市民税の10%減税法を成立させた。天白区の里山保全はお金が絡み、結局は断念せざるを得ないことになったけれど、まだ先行きは不透明な感じがする。
民主党政権が誕生し、これと言った成果らしいものはないけれど、事業仕分けにしても、名古屋市の議会にしても、まだまだ不十分だと思うけれど、公開したことで人々の関心を呼び、また知らないでいたことを人々が知ることができ、さらに注目を集めた。それだけでも政治が国民の側に開かれたことを示したと思う。私たち「無党派市民派・自治体議員と市民のネットワーク」は、市民の前に全てを公開し、市民が行政(政治)に積極的に参加する仕組みをつくる、それこそがこれからの政治のあり方ではないか、そのように強く主張してきた。
鳩山さんや河村市長が、初期の志を忘れたりあるいは曲げたりすることは、これまでのふたりの言動からも想像できる。だからこそ、そうさせないためには有権者の支援と監視が必要である。マスコミはいつも面白おかしくネタにするけれど、長い目がそこにはない。もっと先を見越した応援と批判が、新しい時代を築くことになる。ベトナム反戦運動に身を投じていたヒラリー・クリントンに原点に帰るべきだ!と言える日本の政治家を私は期待している。
小沢さんはしたたかな人なので、助け舟にもなるし、次への布石にもなるように考えているのだろう。私は囲碁をやらないのでわからないけれど、囲碁には布石と言う戦術があり、何気なく置かれた石が後になって大変重要な役割を果すことになるそうだ。囲碁の好きな小沢さんならそういう手も考えられないことではないだろう。中国へ600人もの人々を連れて訪問したのも、アメリカへの圧力だろうと推測できる。普天間基地問題で窮地にある鳩山内閣だが、政権交代した日本はアメリカ一辺倒ではありませんよと、アメリカに見せつけたのであろう。
鳩山さんにしても、名古屋市の河村市長にしても、なかなか思うような展開になっていかないことに、本人もそして支持した人たちも相当にイライラしている。鳩山さんは公約がそのままスムーズに実現されていかないことに苛立ちはあるのだろうが、よく我慢していると思う。また、河村市長は議会が市長と同等であることを思い知ったことだろう。それでも河村市長は目的どおり市民税の10%減税法を成立させた。天白区の里山保全はお金が絡み、結局は断念せざるを得ないことになったけれど、まだ先行きは不透明な感じがする。
民主党政権が誕生し、これと言った成果らしいものはないけれど、事業仕分けにしても、名古屋市の議会にしても、まだまだ不十分だと思うけれど、公開したことで人々の関心を呼び、また知らないでいたことを人々が知ることができ、さらに注目を集めた。それだけでも政治が国民の側に開かれたことを示したと思う。私たち「無党派市民派・自治体議員と市民のネットワーク」は、市民の前に全てを公開し、市民が行政(政治)に積極的に参加する仕組みをつくる、それこそがこれからの政治のあり方ではないか、そのように強く主張してきた。
鳩山さんや河村市長が、初期の志を忘れたりあるいは曲げたりすることは、これまでのふたりの言動からも想像できる。だからこそ、そうさせないためには有権者の支援と監視が必要である。マスコミはいつも面白おかしくネタにするけれど、長い目がそこにはない。もっと先を見越した応援と批判が、新しい時代を築くことになる。ベトナム反戦運動に身を投じていたヒラリー・クリントンに原点に帰るべきだ!と言える日本の政治家を私は期待している。