このところ、寒い日が続いている。日中は日差しも強く暑いけれど、朝晩の冷え込みは普通ではない。それにどうしてこんなに、冷たい北風が容赦なく吹きつけるのだろう。昨日の夜、見上げた月は煌々と輝いていたが、それは全く秋か冬に見る月だった。夏の月のようなぼんやりとした暖かさではなく、毅然として冷たく光っていた。朝、ベランダに出てみると寒くて立っていられない。空は青く透き通っているが、空気はまるで秋の気配だ。
夜になると風はいっそう強くなる。西側のガラス戸が冬の日のように音を立てて震えている。そういえば、台湾へ出かけた日は「暑かった」けれど、ガイドさんに言わせれば、「皆さんが着く前までは寒い日が続いた。異常気象です」ということだった。台湾から帰った頃から、強い北風が吹き抜け、朝晩の寒さの厳しいことにビックリしている。台湾は亜熱帯に位置するが、四季はあるそうだ。でも、どんな風にあるのだろうか。
「台湾旅行へ出かけるとあったので、楽しみにしていたけれど、全然紀行文にはなっていませんでしたね。でも、面白かったですけど」。そういう電話をいただいた。自分がブログに何を書いたのかと思って、読み直してみたが、確かにあれでは旅行する人の参考にはならない。せめてどこを回ったかくらいは書いておこうかと思った。
セントレア空港を午前9時45分に飛び立ち、台湾の桃園空港に着陸したのは正午ごろだった。飛行機はJAL。台湾人スチュワーデスもいて、ジャンボではなかったのに随分たくさんのスチュワーデスがいると思った。けれどその連携はお粗末だった。これがJALの現実なのかと本当のことを知りもしないのにひとり納得していた。空港から観光バスで、高鉄(台湾新幹線)桃園駅へ送ってもらい、台中市へと向かう。夕食は市内の客家料理のレストランだった。
翌日は観光バスで台湾の景勝地「日月澤」へ。エメラルド色に輝く湖で、その一等地には日本資本のよる金の柱があるホテルが建っているそうだ。そのホテルの宿泊料は1泊10数万円だといわれている。「それでもお客はあるでしょう」とガイドは言う。湖岸を1周することもなく、バスはこの地を離れて、台南の田舎料理レストランへ。我が家にもあるパキラや仏壇に使われる黒檀のホンモノが植わっていた。この日は南の大都市、高雄市へ。台湾一の港町で海鮮料理をいただいた。
3日目の朝は高雄市内の寿山公園へ出かけた。公園からバスへ戻る途中で野犬の群れに出会った。恐ろしかった。観光バスで東へと向かいその途中で郷土料理の昼食をいただいた。台東から列車に乗り、花蓮へ。この町は大理石産業が盛んという。蒋介石が率いる漢民族が台湾へやってくる前までは、台湾には14族の原住民が暮らしていたそうだ。そのひとつであるアミ族の伝統舞踊を見る。踊ってくれた男性の多くが色白でとても原住民とはいえなかった。
翌日に出かけた太魯閣渓谷は素晴らしかった。もっとゆっくり鑑賞できたらと思ったくらいだ。渓谷を眺めながらコーヒーを飲んだ。ゆったりと時間が流れていくのを感じた。じゃあ、続きはまた、明日にしよう。
夜になると風はいっそう強くなる。西側のガラス戸が冬の日のように音を立てて震えている。そういえば、台湾へ出かけた日は「暑かった」けれど、ガイドさんに言わせれば、「皆さんが着く前までは寒い日が続いた。異常気象です」ということだった。台湾から帰った頃から、強い北風が吹き抜け、朝晩の寒さの厳しいことにビックリしている。台湾は亜熱帯に位置するが、四季はあるそうだ。でも、どんな風にあるのだろうか。
「台湾旅行へ出かけるとあったので、楽しみにしていたけれど、全然紀行文にはなっていませんでしたね。でも、面白かったですけど」。そういう電話をいただいた。自分がブログに何を書いたのかと思って、読み直してみたが、確かにあれでは旅行する人の参考にはならない。せめてどこを回ったかくらいは書いておこうかと思った。
セントレア空港を午前9時45分に飛び立ち、台湾の桃園空港に着陸したのは正午ごろだった。飛行機はJAL。台湾人スチュワーデスもいて、ジャンボではなかったのに随分たくさんのスチュワーデスがいると思った。けれどその連携はお粗末だった。これがJALの現実なのかと本当のことを知りもしないのにひとり納得していた。空港から観光バスで、高鉄(台湾新幹線)桃園駅へ送ってもらい、台中市へと向かう。夕食は市内の客家料理のレストランだった。
翌日は観光バスで台湾の景勝地「日月澤」へ。エメラルド色に輝く湖で、その一等地には日本資本のよる金の柱があるホテルが建っているそうだ。そのホテルの宿泊料は1泊10数万円だといわれている。「それでもお客はあるでしょう」とガイドは言う。湖岸を1周することもなく、バスはこの地を離れて、台南の田舎料理レストランへ。我が家にもあるパキラや仏壇に使われる黒檀のホンモノが植わっていた。この日は南の大都市、高雄市へ。台湾一の港町で海鮮料理をいただいた。
3日目の朝は高雄市内の寿山公園へ出かけた。公園からバスへ戻る途中で野犬の群れに出会った。恐ろしかった。観光バスで東へと向かいその途中で郷土料理の昼食をいただいた。台東から列車に乗り、花蓮へ。この町は大理石産業が盛んという。蒋介石が率いる漢民族が台湾へやってくる前までは、台湾には14族の原住民が暮らしていたそうだ。そのひとつであるアミ族の伝統舞踊を見る。踊ってくれた男性の多くが色白でとても原住民とはいえなかった。
翌日に出かけた太魯閣渓谷は素晴らしかった。もっとゆっくり鑑賞できたらと思ったくらいだ。渓谷を眺めながらコーヒーを飲んだ。ゆったりと時間が流れていくのを感じた。じゃあ、続きはまた、明日にしよう。