友々素敵

人はなぜ生きるのか。それは生きているから。生きていることは素敵なことなのです。

「幸運の女神」が微笑んでくれない

2011年04月12日 22時22分59秒 | Weblog
 「幸運の女神」は未だに微笑んでくれない。3月末から、もう延べ日数で7日になるのに、しかも掘った深さは13メートル近いというのに、水は出てこない。濃尾平野にあり、おおよそ4メートルも掘れば水脈に当たるのに、なぜかうまくいかない。道具も新しく揃えたし、掘り方も研究した。それなのに水は出てこない。こんなに長引くと、それぞれの性格が表れてきて、すぐに諦めようとしたり、場所を変えたらどうだろうかと言う人もいる。作った道具と掘り方を試しているのだから、気まぐれに場所を変えたり掘り方を変えたりしても意味がない。とにかく一途に水が出るまで頑張る以外にはないと思う。

 「福島原発と一緒でなかなか進まない」と自嘲するけれど、福島原発はいったい誰がどのように方針を決めているのかわからないが、少なくとも私たちの場合は、みんなが納得して次に進むようにしている。今はまだ、成果は出ていないけれど、福島原発のように先が見えない状態ではないと思う。作業が明日で3日連続になるけれど、やはり平均年齢が70歳を超えるから、気力はあっても体力が続かない。そうなるとどうしても投げやりになり易い。ちょっと目先を変えればよくなるのではと思いたくもなる。そうした気持ちを引き締め、心をひとつにして頑張れるような雰囲気作りが大事になる。

 原発事故で、菅直人首相の在職は延びた。地震と原発事故がなければ、菅内閣は解散に追い込まれていただろう。それなのに菅総理の存在は相変わらず薄い。菅さんは攻撃型の人間なので、野党時代は存在が目立ったけれど、首相としては誠に力不足だ。「菅首相が見えない」と言う声があるけれど、菅さん自身も歯がゆく思っているだろうが、菅さんが発言すればさらに火に油を注ぐような結果を招くことになるだろう。記者からの質問に答える菅さんの言葉は真実味もなければ、当然だけど説得力もない。自分の言葉で、自分の考えで、発言することが出来なくなっている。それくらい菅さんは自身と自信を失っていると思う。

 私たちも自信を失いかけている。だからこそ、気移りせずにやれることは全てやってみる気構えを無くしてはならないと思う。ギブアップはいつでもできるけれど、挑戦できる機会は今しかない。今度の市議選挙に立候補を予定している人が、「こんな時だから自粛した方がいいですか。夜までしゃべってうるさいと思われないですかね」と言う。「あなたの選挙だからあなたのいいようにやればいいですよ。でも私なら、どんなにうるさいと言われようが、自分の思いを語り続けたいですね」。自粛選挙で現職は当選できるが、新人はできない。選挙期間中は政治活動はできないから、街頭で語る以外に手立てはない。

 さて、明日こそは水脈にたどり着きたいものだ。それでないと「チューリップを愛でる会」が出来なくなってしまう。「幸運の女神」が微笑んでくれることを心から願っているが、どうだろうか。
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