風薫る5月、毎月1日に2ヵ月後の場所取りの抽選が午前8時50分から行われる。8時30分までに出かけて行き、抽選の順番を決める番号を引く。それから50分になるとその番号の若い数字の人から順次、本抽選のクジを引く。私の番号は5番であったが、最後に引いた人は2番だった。「最後に1番とか2番が残ることはよくあるんですよ」と係りは言う。それでもやはり心配で、誰もが早めに抽選会場に駆けつける。どこの施設も利用者が多く、こんな風に抽選で会場を決めている。
公共の施設以外には設備の整った適当な部屋がないことや、駐車場や交通の便などを考えると、どうしても公共施設が一番都合がいい。そして何よりも料金が安いので助かる。しかし、公共施設は全体には数が足りないようだ。抽選会場に来ている人たちを見ていると、同好の人たちが自分たちで集まって行う場を求めている。数が多いのは健康体操とか美容体操とかいうもので、絵手紙や習字や絵画といった趣味の仲間、ピアノがあるので歌や楽器の練習の場所として探している人たちだ。どこでもいつでも気楽に公共施設が使えるようになるといいなと思う。
私は望みどおり、7月28日(土)の昼から、80人は入れる小ホールを予約することが出来た。スクリーンはあるので、プロジェクトがあれば何とか映写も出来るし、会場は広いので、そこで写真の展示も出来る。中国の黄土高原に住み着いた女性が人々の暮らしについて話をしてくれるのだが、何といっても彼女が撮った老人たちの写真が素晴しい。ぜひ観て欲しいと思っている。
同時期にエントランスホールが空いていなかったので、7月18日から22日までの5日間だけではあるが、エントランスホールも予約した。ここで、写真展を行えば前宣伝になると思う。せっかくの機会だから、写真展『黄土高原の暮らしと民俗』をあちこちで展示していきたい。そういう場所があればぜひ連絡して欲しい。葬儀に使う写真を撮って上げたことから、彼女はその村の貴重な人材になったという。その経緯や、あんなにもいい顔をしている人々の暮らしや思いも聴いてみたい。
大和塾の第26回市民講座『黄土高原の暮らしと民俗』への期待が早くも私の中で高まっている。7月28日(土)午後2時より、北名古屋市文化勤労会館小ホールにて開催するので、たくさんのみなさんにおいでいただきたいと思っている。昨日、ここまで書いて安心したのか、ブログにアップすることを忘れてしまった。ボケている。情けない。