しようと思っていたことが出来なくなってしまった。ならば、別のことをすればいいのに、何もしたくなくなった。グデグデと本を読み、お茶を飲み、ボーとして一日を過ごす。コロナに感染した訳でもないのに、どうしてこんなに無気力なのだろう。
札幌の海鮮市場から電話がかかってきた。北海道へ行った時、買ったものを送ってもらったことがあった。その伝票を見て電話している様で、「お値打ちな海鮮ものを揃えましたので、ぜひ召し上がってください」と若い男の子が言う。最近、美味しい魚を食べていない気がしてきて、OKしてしまった。
北海道は大荒れの天候が続いているようだけど、大丈夫なのだろうか。私の購買など微々たるものだろうけど、何かの役に立つならとも思う。一生懸命に働く人、働きたくても働く場所の無い人、世の中は様々だ。
小学校で、「あだ名禁止」が広がっているらしい。「あだ名」で呼ばれて傷ついた子がいる。「あだ名禁止」がいじめの撲滅にはならないかも知れないが、全ての児童が「さん付け」で呼ばれるのはいいと思う。まず、先生が男も女も区別なく、「さん付け」で呼んで欲しい。先生の中には神戸の事件のように、「ボケ」とか「カス」とか呼ぶことが親しさの表現だと誤解している人がいる。
コロナ禍のせいなのか、学校ではパソコンの普及が進められている。教育の方法としてはあるかも知れないが、対面が基本だと思う。先生とあるいは子どもたち同士の触れ合いの中で育まれていくのに、端末機を眺めているだけでは子どもは中身を忘れてしまうだろう。さらに殺伐とした時代へ突き進むことにならないだろうか。