友々素敵

人はなぜ生きるのか。それは生きているから。生きていることは素敵なことなのです。

ブルームーンとフルムーン

2012年09月02日 18時59分18秒 | Weblog

 昼過ぎから風が強くなって、雨も降り出した。時々、雷が鳴って雨の降り方も激しくなった。昨日がこんな調子だったら、屋外で野誕生日会はできないところだった。昨日の午後5時くらいは霧のような雨が降っていた。どうしようかと迷った。家の中で行なうように準備を始めた方がいいかなとも思った。せっかく、夏に行なう誕生日会だ、外の空気の下で開きたい。一時、雨が止んだ。私がルーフバルコニーに出て、溜まった水をゴム状の道具で吐き出していると、上の方から私を呼ぶ声がした。

 「今日は、外でするの?」と上の階の孫で、小学校1年の女の子が声をかけてきた。私が「もう雨は降らないかなあ?」とたずねると、「うん、降らないと思うよ」と言う。「分かった。じゃあー、ここでするから、後で来てね」と言うと、嬉しそうな声で「はーい」と答えた。彼女の予言どおり、それから雨は降らず、気持ちよく宴会を行なうことができた。誕生日会は夫婦だけでなく、その子どもや孫たちも集まることがあって、結構な人数になる時もある。それぞれが持ち寄った料理が机に並び切らない時もある。

 私も新聞に載っていた『鳥手羽とごぼうの梅煮』を作った。酒のつまみにいいと思ったが、ちょっと薄味で甘かったからか、子どもたちが「うまい!」と喜んでくれた。誕生日会の男たちは結構料理をする。ひとりだけ、「僕は何にもできないので」と恐縮しているが、カミさんが料理好きであるばかりか、古風なところがあってダンナを立てているからだろう。それぞれ出身地も違うので料理の味も、家庭の味も違っていて面白い。

 男たちが竹島や尖閣諸島、国会の話やらをしているうちに、女たちは9月の中旬には千枚田を、秋のバス旅行は白川郷へ、さらに12月の忘年会はフグを食べに行くと、早々と決めてしまっていた。ダンナどもの都合よりも女性たちの都合の方が優先されるのは、ダンナどもはいつでも変更が利くからだ。女たちが意気投合して盛り上がってくれるのは、男たちにとってはありがたいことでもある。年を取ってきて、家族ぐるみで付き合えることはとても幸せだと思う。

 そういえば、8月31日はブルームーンであった。高校3年の孫娘が、「月がきれいだから見てみて。ブルームーンに向かって祈ると願いごとが叶うよ」と友だちがメールをくれたと言う。フル・ムーンの間違いではないのかと思っていたが、ブルームーンという言葉はあった。1ヶ月の間に満月が2回来るという稀な現象で、その2回目の満月を呼ぶという。願いが叶うというのも稀だからかも知れない。この夜の満月はきれいで、本当によく見えた。

 それで昨日、ブルームーンのことをたずねたが、知っている人はいなかった。高校生くらいの年齢の人たちの間で流行っているのだろうか。ブルームーンって響きも心地よく、なんとなくロマンチックなものを想像してしまう。旅行会社が「フルムーン旅行」というものを売り出していたけれど、あれはどこから生まれた言葉だったのだろう。

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