友々素敵

人はなぜ生きるのか。それは生きているから。生きていることは素敵なことなのです。

ただ我武者羅に働いてきた

2023年12月14日 18時06分06秒 | Weblog

 孫が5ケ月になる息子と一緒にやって来た。豊明市から高速道路を利用して来るので、私は「時間を気にせず、安全運転で」と祈っている。何しろ可愛い曾孫を乗せているから、何かあったらと心配でならない。

 長男の方は、父親が勤めるトヨタ系列の保育園に通っているが、園児が少ないのに保育士さんが多く、かまってもらえるようで、保育園へ行くのをとても楽しみにしていると言う。兄弟ふたりとも、おっとりしているのは、孫の育て方がいいのだろうか。

 それでも孫は、育児休暇明けの先を心配している。ふたりの子どもを保育園に預け、自分が迎えに行けない時は夫に頼み、夜勤や遅番がある時も夫に頼む。けれど、夫も自分も迎えに行けない時はどちらかが休まなくてはならない。

 余りにも忙しい過ぎるので、子育てに時間を使える仕事に代わりたいと思っているようだ。孫は大府市にある小児科病院で看護師をしているけれど、育児休暇が終われば、普通の看護師と同じように、夜勤や遅番・早番がある。子育て中だからという特典は無いと言う。

 女性が圧倒的に多い職場なのに、どうしてその配慮が無いのだろう。家に居て、子育てしながら働いて、金が得られる方法を考えていると言う。そう言えば、ダンナも何やら投資をやっていたが、「大丈夫なの?」と聞けば、「知らない」と答える。

 「指南役のような人がいる」と言うので、もっと心配になる。「世の中に楽して儲かる仕事は無い」と言いたいところだが、今の若者には通用しない。カミさんが大掃除で出て来た不用品を見せると、すぐにスマホで検索し、「1500円なら売れる」と言う。

 せっかく看護師免許を持っているのに、それを活かさないのではもったいないと言えば、「看護師を続けるなら今のままでいいけど、それが本当に私がやることなのか、分からない。もっと違う道があるように思う」と言う。

 自分の生きがいと生活の糧を得ること、このふたつの選択で悩むことはあるだろうが、選択できる人生は幸せな気がする。私たちの時代は迷うことも無く、ただ我武者羅に働いてきた。ゆっくり、よく考えて、ダンナと話し合って決めればいい。


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