友々素敵

人はなぜ生きるのか。それは生きているから。生きていることは素敵なことなのです。

市民の春は楽しみが増えるだろう

2024年12月11日 18時12分25秒 | Weblog

 隣りの市、『清須市はるひ美術館』で、西枇杷島町南六軒で生まれた画家・太田三郎展を観て来た。「博学多彩の画家」とポスターにあるように、日本画も洋画も描き、挿絵を描き、本も出している。愛知県の文化・芸術活動にも寄与し、愛知文化会館(美術館のこと?)の美術科長を務めている。

 私の好みで言えば、日本画の方が洋画よりもいい絵が多い。1884年生まれだから明治17年という訳だが、相当若い時から活躍しているようだ。印刷技術が進化し、一般の人々も雑誌を買う時代になり、挿絵や解説の絵が求められたのだろう。俳人だった妻のために、挿絵入りの本も出版している。

 はるひ美術館は小さな施設だが、なかなか面白い展覧会を企画するし、解説も丁寧だ。美術館の南は芝生の広場で、子どもたちがサッカーをしたり、レスリングで戯れたりしていた。先生らしい女性が見守っていたから、近くの小学校の出張授業かも知れない。春には桜が咲き、花見に来る人たちで賑わうことだろう。

 水曜日はデートの日、けれど明日は、カミさんが「ゴルフなので、遠くには行きたくない」と言う。それで、この美術館に決めた。デートの日らしく、「帰りにどこかでお茶しよう」と喫茶店に入った。午後の半端な時間だったからか、ひとりで来ている客が多い。私が停めた隣りは、真っ赤な外車だった。

 店を出ていくカップルを見て、カミさんが「あの二人が乗って行くわよ」と囁く。その通りだったので、「どうして分ったの?」と訊くと、「カンね」と答える。最近、カミさんのカンはよく当たる。「ゴルフはどう?」と聴くと、「さっぱりダメ」と言う。「カンでは出来ないのがゴルフなのよ」と。

 はるひ美術館の隣りの、図書館が改修工事を行っていた。いつ完成なのか知らないが、清須市民の春はまた楽しみが増えることだろう。


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