朝から暑く、窓を閉めた部屋で目覚めと同時に息苦しさを感じた。
青空に浮かぶ雲は微動だにしない。
セミの大合唱。時々壁にぶつかる音が聞こえてくる。元気いっぱい。
こちらは暑さに負けつつ、なるべく動きの少ない家事を済ませ、息子を起こしてゴミ捨てへ。
今日は缶の日。コンテナの隙間に押し込んで、そのままスーパーで買い出し。
車内でエアコンの有り難みを感じながら家に着くと、早速体に纏わり付く不快感。
食材を冷蔵庫に入れ、速攻で着替える。
脱いだ服は、夕方のサポートで再度着用するつもりなので、除菌スプレーをふりかけ陰干し。
昨日のサポート時にラジオから聴こえてきた訃報。
森村誠一さんが都内の病院で逝去されたとの事。
90歳。そんな年齢なんだなぁ。
私が20代の頃、熱海の喫茶店でお見かけしたのが最初で最後の記憶。
長いテーブルに向かい合わせで座っていたので、顔もよく見えました。
私は喫茶店に一人で入るのが常ですが、先生もお一人で入って来られ、常連のようでウエイトレスさんと楽しそうにお話されていたのが印象的でした。
洗練された立ち居振る舞いで、知的で品があると思わせる紳士の口から飛び出した言葉が、
「のり平に行ってきたよ」
という、気さくさ。
『のり平』とは、当時熱海では有名なゲーバーで、新入社員の時に先輩から話を聞き「連れてって〜」と懇願したにも関わらず、誰も連れて行ってくれませんでした(笑)
先生の言葉を聞いて心の中で、
「私も行きたい」とつぶやいたのは言うまでもありません。
数年前、当時の上司達に誘われて、近くの居酒屋での宴席に参加した時、そのうちのお一人が、先生主宰の写真俳句のメンバーとして参加しているという話があり、参加を勧められたのですが、自信がないのでお断りしました。
先生の作品の『人間の証明』は、本を読んでから映画を観たような気がします。
『野性の証明』は映画を観ただけです。
『青春の証明』に関しては、内容は記憶にありますが、本は読んでないのは確実で、ドラマも見ていないはず。なぜ、内容だけ知ってるのかは、謎です。
その時その時で、色々な形で活躍されてきた、先生のご冥福をお祈り申し上げます。
最後は、今宵の月で
本日もお立ち寄り頂きありがとうございました。