2024.11.24 誕生日に着る服決定。

今月末に、私は誕生日を迎えるが、その時に着る服が、ようやく今日決定した。

自分の誕生日に来る服なんて、どうでもいいかもしれないが、私は、割合こだわる。

このところ悩んでいたが、先ほど決定した。

まず、この服。トップスは、最近、お隣の「ラ・シュシュ」さんで購入した上質の

ウールのセーター。

 

実は、裏面は、ベージュである。どちらでも着れる。

上着は、イッセイミヤケのフード付きのジャケット。

20年以上前に買ったが、その後、この店で、一度もフード付きを見かけない。

大変珍しいと思う。買っておいて良かったと今でも思う品物。

 

ズボンは、それこそ30年程前の物。

その頃、青色が欲しかったが、どこを探しても、青色はなく、濃紺の商品しか

売っていない時代であった。

私は、紺ではなく青が欲しかった。

それで、もしやイッセイミヤケならあるかもしれないと思って出かけると、…

あった！

紺ではなく、青があった。

しかも、素晴らしい生地で、上品な光沢があった。

その頃、ズボンは、7〜８千円止まりであったと思うが、これは、忘れもしない

３万３千円であった。青色は、これが唯一であったので、思い切って買った。

その頃は、まだイッセイミヤケに、「プリーツプリーズ」のブランドもなかったし、

「ME」のブランドもできる前であった。

 

喜んだ私は、何を思ったか、毎日毎日これを履いて職場へ行った。

数年目に擦り切れてきた。ハンドバッグの金具も当たって、相当傷ませてしまった。

あちこち、ボロボロになった。

すると、友人のミエちゃんが、もうその頃には、ほとんど見かけなくなっていた

「かけつぎ屋さん」を知っていて、そこへ修理に出してくれた。

そうすると、あれほど傷んでいたものが、まるで、新品の様に蘇った。

魔法の様であった。

 

その頃、少しずつウエストが大きくなったので、ミエちゃんに直してもらった。

しかしウエストの成長が止まらず、その後、とうとう、これを着れなくなった。

それから、10年ほど経って、思い切って履いてみると、ウエストが入った。

その嬉しかったこと！大騒ぎした。

これが、この写真のズボンである。

 

こうして考えてみると、私の服はすべて、古い古いものばかりであると思う。

世の中は、古い服は捨てろという時代だが、私の場合は、古いものを捨てると

ほとんど無くなってしまう。

しかも、大切にしすぎて、ほとんど着ていないものも多い。

だから、私は古くても好きなものは捨てなからね〜と、宣言したい。