毎日が遺言

漫才をもうちょっと…

 先ほど、母は無事にベッドに入りました。今夜もぐっすり眠ってくれるかな?
 母は、おかげさまでちぐはぐなことがほぼほぼなくなりましたが、それでも晩ご飯の後は心配なこともあります。
 今夜も、晩ご飯の後、しばらくみんなでテレビを観ていたんですが、母が寝る時間(9時)の15分ほど前になって、突然母が「今日はテレビのあるいつものベッドで寝るわな」と言い出しました。母は、よほど不調で家族の近くに寝させる時以外は、自室の、テレビを横に置いてあるベッドで寝ています。私がきょとんとしていると、「昨日は下で寝たやろ?」 2階で寝ているのは息子だけなので、床で寝ているということかと思って、「ベッドとちごうて違う部屋で寝たやろ?」と言います。
 思わず妻と顔を見合わせて、「昨日も、毎日、自分のベッドで寝てるで。夢見てるんか?」と私が言うと、やっと「ああそうか、勘違いか…」とそれでも半信半疑の顔。妻と二人で「そうやで、ベッドで寝てたで」と言うと、やっと「そうか~、てっきりほかの部屋で寝たと思うてたわ」と、なんとも言えない表情になりました。「夢で見てたことをホンマのことやと思うてたんと違うか」と私が笑うと、信じられないけど信じるしかないな、という顔になって、またテレビを観始めました。
 それから、漫才を観ていて、トリのオール阪神巨人の漫才が始まりました。阪神巨人の漫才が好きなので、夫婦で楽しんで聴いていたんですが、ガサガサと周囲の自分のものを片付け始めた母(寝る前のルーティーンです)。「まだ漫才の途中なんやけどなー」と思っていると、案の定、母は漫才を無視して「さ、寝るわな」と立ち上がろうとしました。漫才より母の付き添いなので、二人で小さくそっとため息をつきながら(笑)、妻は母の部屋の準備、私は歯磨きの付き添いとトイレまでの歩行の介助をし、妻はそのまま母の着替えを手伝って、ベッドに横にならせてくれました。
 昼間はもうちょっとだけ周囲のことを気にかけて動けるんですが、寝る前はしばしばそうなんですよね~。こういう、眠気に支配されているようなときは、翌朝、このあたりの記憶がありません。眠いのは仕方ないけどね。
 でも、漫才は最後まで聴かせてほしかったな(笑)。
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