風のように

ゆらり 気ままに 過ごすとき
頭の中は妄想がいっぱい
錯覚の中で生きるのが楽しみ

筆遣い

2023-06-09 18:36:46 | こころ
○○が
半紙に書いた字を見て以来

娘に書道習わせたらと
言って来たけれど

不登校の真っ只中の孫を
周囲の意思でどうすることも出来ず

孫はpcゲームやスマホゲームで
昼夜逆転の生活

そのうちYouTubeでレシピを検索し
料理に興味をもって

おばあちゃんラーメン作ったけど要らん?
餃子作った焼き豚作った何作ったと

あっちとこっちの
ばあちゃんにもお裾分け

きちんとレシピで作っただけあって
出来ばえは上々

高校生になって少しずつ
登校するようになったけれど

まだまだ送り迎えしながらの
高校生活であるが

連年書道展に入選している
畳1枚ほどの紙に漢詩を書いて

展覧会から戻った作品が
リビングの壁に無造作に画鋲止め

額か掛け軸にしたらと言えば
要らん!みんなもっと上手と言う

そんなこんなに書けやんで
それに何ほども練習してないやろ

そうしっかり習った文字でない
けれど滑らかに味のある筆使い

きちんと習ったら
どんな字を書くのかと楽しみだ

しかし
本人にその気がない

褒め倒すしか方法がない
それに母親と来たら

この子は昔から鉛筆も
5本指使いなんよ

直させやなあかんと思いながら
直さなかったから筆向きやったんかな

この子には片仮名が無いんよと
同じで娘はのんびりと言う

私の欲は暖簾に腕押し
それでも私は

書道を習える芸大に行きな~よと
無責任な言葉を吐く

飄々とした孫は
なんか書道家が向いている

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