亀山市関町、
旧東海道関宿にある史跡で「御馳走場跡(ごちそうばあと)」です。
関の百五銀行の東にあります。
この文字を読んで
「御馳走=食事」と思い浮かんだ人も多いはずですが、
本来は「馳走」は「駆けつける」という意味の言葉で、
それが「走り回る」ことから
特別な食事の支度のために走り回る様子を「御馳走」と
呼ぶようになったのだとか。
で、この「御馳走場」も、食事ではなく、
参勤交代で関宿にやってきた大名や身分の高い人を、
宿場の役人がこの場所に集まって、
出迎え、また見送りを行った場所、とのことです。
「何々の国の何々様の行列が、ただいま到着されました」と聞くと
慌てて紋付に着替え、この場所に駆けつけた、
ということから「馳走」なんですね。
江戸時代の享保19年(1734)に造られたそうです。
後方の白壁の建物は、
この地で医師として活躍した大井家の屋敷で、
江戸時代風にリフォームして
現在も子孫の方が住まわれています。
関宿の街並み(以下も同じ)
東海道関宿を歩いてみた(亀山市関町)
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