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シリーズものです。
1日目 格差と医療の発展
2日目 医療へのアクセスの格差
3日目 医療へのアクセスがない個人への対応
前日は個人への対応の例を出しました。 Social Medicine をする上で関連したコンセプトやフレームワークを理解して実践していくことも重要になります。
例えばTrauma informed Practice
虐待経験は人間に大きな影響を与えます。 どのような接し方、反応の観察、患者が安全と思える環境づくりなどができるかどうかでアウトカムは変わります。移民の多いカナダでは戦争や政治的難民も多くいます。このような方々へも先ほどのコンセプトが役立ちます。
カナダは先住民族との関係が国の形成に影響を与えています。カルチャーセーフティーや歴史を知らずして働くのにはかなり無理があります。
薬物依存医療においてはハームリダクションセオリー。
メンタルヘルス系ではメンタルヘルス関係の法制度の知識も重要になります。
子供やユースに関しても法制度の知識も必要。
まだまだあります。タスクに重点をおいた手順書やガイドラインは何をするかだけですが、コンセプトやフレームワークは診療の背骨となります。
続く。
冒頭写真: スターウオーズの撮影場所になったエリア。