サンドラにいつ鬱と不安症を診断されたのですか?と聞くと、人生ずっとそうだったと。診断されて治療が開始されたのは、自殺を図り入院した20代前半の頃。しかしその前から症状に苦しんでいたと。
サンドラは勉強がよくできて16歳で高校を終えそのまま大学へ。大学でもよく出来る生徒だった。しかし人前に立つことが出来ない。子供の頃から「恥ずかしがり屋さんだから」「大人になれば大丈夫」と言われてきた。ダブルメイジャーで大学を終え教師になることを勧められた。しかし実習で生徒の前に立つことが出来ず教師にはなれなかった。16歳で大学へ進んだから、まだ心の準備はできていないのよ。数年すれば成長して大丈夫、機を待って再チャレンジしたらとも言われたが、彼女はもう無理だと道を諦めブックキーパーとして働き出した。
なんだか悲しい話だと思った。彼女が最も苦しんだ10代、20代、40年以上も前の話だ。その頃は不安症や鬱に世間はどれだけ理解があったのだろうか?医療者、学校側、家族による適切なサポートがあればサンドラは教師にはなれなかったかもしれないが、大学で学んだことを生かせる職業に就いていたのではないか?と思ってしまった。
家族を持つこともなく、引きこもりとなり、、、
サンドラは一人ではない。メンタルヘルスを持っている人が社会の陰で静かに苦しんでいる。そういう構図が頭に浮かんだ。
メンタルヘルスセンターに紹介され、私のところにも紹介され、こんなにサポートがあるなんて知らなかった。少し明るさが戻ってきた気がする、と話すサンドラ。そうであってほしい。どんなサポートが有るのかを知らずして、静かに苦しむ。そういう人を減らしていきたいから。
シリーズで出していた写真は2009年にベガス空港から4州にわたり沢山の国立公園、州立公園を2週間でドライブした時のものです。その頃は末娘は4歳でした。
サンドラは勉強がよくできて16歳で高校を終えそのまま大学へ。大学でもよく出来る生徒だった。しかし人前に立つことが出来ない。子供の頃から「恥ずかしがり屋さんだから」「大人になれば大丈夫」と言われてきた。ダブルメイジャーで大学を終え教師になることを勧められた。しかし実習で生徒の前に立つことが出来ず教師にはなれなかった。16歳で大学へ進んだから、まだ心の準備はできていないのよ。数年すれば成長して大丈夫、機を待って再チャレンジしたらとも言われたが、彼女はもう無理だと道を諦めブックキーパーとして働き出した。
なんだか悲しい話だと思った。彼女が最も苦しんだ10代、20代、40年以上も前の話だ。その頃は不安症や鬱に世間はどれだけ理解があったのだろうか?医療者、学校側、家族による適切なサポートがあればサンドラは教師にはなれなかったかもしれないが、大学で学んだことを生かせる職業に就いていたのではないか?と思ってしまった。
家族を持つこともなく、引きこもりとなり、、、
サンドラは一人ではない。メンタルヘルスを持っている人が社会の陰で静かに苦しんでいる。そういう構図が頭に浮かんだ。
メンタルヘルスセンターに紹介され、私のところにも紹介され、こんなにサポートがあるなんて知らなかった。少し明るさが戻ってきた気がする、と話すサンドラ。そうであってほしい。どんなサポートが有るのかを知らずして、静かに苦しむ。そういう人を減らしていきたいから。
シリーズで出していた写真は2009年にベガス空港から4州にわたり沢山の国立公園、州立公園を2週間でドライブした時のものです。その頃は末娘は4歳でした。