昨日の続き 抑制について
慢性期病棟の場合はどうか?慢性期と言うぐらいだから急性期的なことは過ぎ、病態生理的には落ち着いていると言うこと。そうなると不穏の原因は認知症な場合が圧倒的に多い。
急性期病棟のように何本も管が入っている事はなく、せいぜい尿路カテーテルぐらい(胃瘻を設置する人は極めて少ない)。抑制帯より頻回に使うのがベッドアラーム(管を引き抜くより、ベットからの転倒防止だから)。看護ステーションから見れるようにモニターを使う事もありますが、いつも画面を見つめているわけではないので、あまり効果なし。
しかし、慢性期はもっと違うアプローチがあります。
規則的な生活を送り日中は活動的、夜は熟睡。これを図る為に活躍するのが音楽療法士、レクリエーション療法士。日中は出来るだけ車椅子に座る時間を増やす。音楽を聞いたり、踊ったり(手だけでも)、歌ったり、工作をしたり、ミニ遠足に行ったり。その人がその活動に興味を持って参加しているかどうかは別として、ほぼ全員がダイニングに集まり何かしらしているとか、バスに乗って出かけると言う光景はよく見かけます。
ベッドに寝っ転がって白い天井を見つめ続ける事は人間らしい活動ではありませんからね。
では精神科病棟では?続く
慢性期病棟の場合はどうか?慢性期と言うぐらいだから急性期的なことは過ぎ、病態生理的には落ち着いていると言うこと。そうなると不穏の原因は認知症な場合が圧倒的に多い。
急性期病棟のように何本も管が入っている事はなく、せいぜい尿路カテーテルぐらい(胃瘻を設置する人は極めて少ない)。抑制帯より頻回に使うのがベッドアラーム(管を引き抜くより、ベットからの転倒防止だから)。看護ステーションから見れるようにモニターを使う事もありますが、いつも画面を見つめているわけではないので、あまり効果なし。
しかし、慢性期はもっと違うアプローチがあります。
規則的な生活を送り日中は活動的、夜は熟睡。これを図る為に活躍するのが音楽療法士、レクリエーション療法士。日中は出来るだけ車椅子に座る時間を増やす。音楽を聞いたり、踊ったり(手だけでも)、歌ったり、工作をしたり、ミニ遠足に行ったり。その人がその活動に興味を持って参加しているかどうかは別として、ほぼ全員がダイニングに集まり何かしらしているとか、バスに乗って出かけると言う光景はよく見かけます。
ベッドに寝っ転がって白い天井を見つめ続ける事は人間らしい活動ではありませんからね。
では精神科病棟では?続く