風来庵風流記

縁側で、ひなたぼっこでもしながら、あれこれ心に映るよしなしごとを、そこはかとなく書き綴ります。

青梅への道ふたたび(5)

2016-03-06 22:53:46 | スポーツ・芸能好き
 今日、静岡マラソンを走って来た。静岡市役所静岡庁舎前(駿府城址界隈)を8時20分にスタートし、安倍川を越えてそのまま海に出て、海沿いを清水港まで走り、JR清水駅東口がゴールとなる。比較的フラットで、市街を交通規制して走り抜ける爽快感がある。晴れた日には、レース後半、正面に雄大な富士山が聳え、真っ青な駿河湾を望みながら富士山に向かって走るのが、静岡マラソンの醍醐味とされるのだが、残念ながら曇り時々雨で、それどころではなかった。しかし謳い文句に惹かれて、1万人を越えるランナーが集まって、壮観である。
 フルマラソンになって三回目の大会のようだが、前身は1976年から開催されていた静岡駿府マラソン(但し最長でもハーフマラソン)で、歴史があるだけのことはあり、運営はよくOrganizeされていた。給水ステーションに比べて給食ステーションが少ないのが玉に瑕で、そのためここぞとばかりにアンパンを食べ過ぎて胸焼けしてしまったが、バナナのほか地元の久能石垣イチゴ(と思われる)が出されるのは嬉しい。ほかに沿道の駐車スペースを使ってカレーやおでんがふるまわれたが、並んでまでして食べる気にはならなかった。
 私にとって、今シーズンは、二週間前に行われた青梅マラソンでの記録へのチャレンジが主目標で、今日のレースはオマケだった。ブログ・タイトルが青梅になっているのはそのためだ。しかしオマケと思っていたら、見事にしっぺ返しを食らってしまった。この二週間で、十分に疲れが抜けず、身体が重くて、10キロ地点で既に20~25キロ走ったかのような疲労感に見舞われ、5時間を切るのがやっとの状態だった。生涯12回目のフルマラソンで、走り込みは足りないながらも全て完走、全て5時間未満の記録を絶やさないために、へろへろになりながら走り続けるのがこれほど辛かったことはない。この4年間、毎シーズン、一歩前進、二歩後退、のような有様で、別途総括しようと思うが、フルマラソンを甘く見過ぎていたかも知れない。
 今回は知人の運転する車で出かけたのだが、朝が早いために前の晩に御殿場で一泊し、それでも早朝5時には出発する長い一日となり、ちょっと疲れてしまった。そこで、折角だからと、帰りに三保の松原のホテルに立ち寄り、温泉につからせてもらって一息入れ、更に遅めの昼食は、清水名物・桜エビのかき揚げ蕎麦にシラスのかき揚げ丼(ミニ)をつけ、ご満悦であった。日本のマラソンでは初めてのちょっとした遠出となったが(アメリカではボストンからNY Cityマラソンへ、サクラメントからサンディエゴ・マラソンへ遠征したことがある)、旅行のような楽しみが味わえて癖になりそうである。
コメント
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