風来庵風流記

縁側で、ひなたぼっこでもしながら、あれこれ心に映るよしなしごとを、そこはかとなく書き綴ります。

大谷翔平は違う生き物(a different animal)

2021-05-30 16:50:48 | スポーツ・芸能好き
 この週末に最も気に入った記事は、スポーツ報知。
 ロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平選手の躍動が止まらない。「投手で4番」は高校野球での話であって、まさかプロの世界で「リアル二刀流」が通用するとは、張本勲さんでなくても想像し辛かったし、それが野球の本場で・・・いや、「野球」と「ベースボール」は違うと主張する人もいるので、「ベースボール」のアメリカで、体力で劣るはずの日本人が「リアル二刀流」で活躍できることには驚きを禁じ得ない。さらに投手を降板してそのまま外野の守備につく「リアル三刀流」となると、もはや信じられない。さすがに疲れが出たのか、このところ球威の衰えが心配されたが、昨日の登板では今季初黒星がついたが、最後の一球も158キロを記録して、見事に復調した。
 そして昨日の今日で、「2番・指名打者」でスタメン出場し、4打数2安打2打点で1盗塁を記録した。
 AP電によると、エンゼルスのマドン監督は「昨日、何球なげた? 100球近く? それをあの球速で投げ、スプリットも投げた翌日も彼は気分がいいと言うんだから驚異的、だよ(苦笑)。きみたちも彼の打席や盗塁を見ただろうが、我々とは異なる生き物だね。見ていて楽しいよ」(“To pitch whatever he did, how many pitches he threw yesterday, almost 100, and with the velocity he has and the split that he had. To say that he felt really good today is kind of phenomenal. You see the way he swung the bat, you see the stolen base, just a different animal, man, it’s fun to work with him.”)と呆れかえったそうだ。イチローなきあと、イチロー並みの話題性があって、しかもアメリカ人をも圧倒するようなパワーを備えて、日本人には痛快で(とは余りに卑下し過ぎか)、また日々、MLBを追いかけるようになった。
 これだけの偉業(異形!?)をいつまでも続けられるとはとても思えないが、いつまで続くのか、しばらくは楽しみたい。

 「大谷翔平、初黒星明けで2安打2打点1盗塁 マドン監督『彼は我々と違う生き物』とあきれ顔」(スポーツ報知、2021年5月30日 10時40分)
 https://hochi.news/articles/20210530-OHT1T51041.html

  “Ohtani hits 2-run single as Cobb, Angels blank A’s 4-0” (AP, May 29, 2021)
 https://apnews.com/article/oakland-athletics-los-angeles-angels-baseball-mlb-sports-e33a5b9cef0661745e2ef07884c69983

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