建築のトラブル相談を受けるたびに、「契約前に相談してくれれば」と
思うことが多いがのですが
契約してはいけない状態で契約してしまうか、
意味のない契約書で契約してしまうから、
問題を簡単に解決できなくなってしまうのです。
図面と契約書がキッチリしていれば、トラブルの解決は容易なのです。
そのため、ミタス一級建築士事務所では、
どこにもないフェアな独自の工事請負契約書を作成して
工務店にお願いして使ってもらっています。
それと同じように、「不動産を購入する前に相談してくれたら」
というトラブル相談も多いのです。
不動産購入の場合は、契約時に
「その物件のデメリットやリスクがわかっていない、知らされていない」という場合が多く
重要事項説明書と契約書の時点でなんとかできた場合もありますが、
それを知っていたら契約していない、
というケースが多いです。
不動産購入は人生で何度も経験することもはなく、知識のない素人が
担当者や不動産会社を全面信用して、あっさりプロにはめられる、という感じです。
ミタス一級建築士事務所で設計をする場合でも、
事前に土地や中古住宅を契約前に相談してくれれば
資料を見るだけでなく、現場を確認にいきます。
ただし、その物件は契約に至らない確率の方が多いです。
私がデメリットや余分に費用が掛かること、
リスク等をお知らせするからです。
判断は、すべておませしていますが、
時には不動産購入までに1年掛かってしまった、
2年掛かってしまったということがありますが
必ず「良い物件に出会えた」と感謝されています。
最近、不動産トラブル相談で事務所にお越しになり、問題になった例を述べましょう。
2年以上前に、モデルハウスを持ったハウスメーカーに新築の相談にいった。
不動産業も行っており、土地の紹介もしてくれるので
希望や予算を述べて探したが、予算的になかなか合うものがなかった。
そのため、中古住宅を購入してリフォームして住む方向に変えた。
ついにハウスメーカーが紹介してくれた物件を購入することになった。
リフォームプランも工事予算も作成してもらい、そこが工事も行ってくれるので
すべての予算が、予定通り納まるはずだった。
引き渡しを受けてみると、家が傾いていて基礎が折れていたことがわかった。
事前に観たときは、少し見ただけで気づかなかった。
建物に関しての保証は一切ない条件で契約購入したので、
住むために地盤補強や基礎補強などを行うと
1000万円以上、当初の予算から余分に掛かる見積もが出て困ってしまった。
ずっと相談して、勧めてくれたハウスメーカーの担当には、
「どこでも良いから安い業者を自分で探してやってください」
と縁を切られた。
それで「地盤と全体リフォームを安く予算内でやって欲しい」と
相談に来られたのですが、残念ながら遅すぎます。
資料や写真を見ると、建物と地盤の問題だけでなく、
車庫がブロックでできており
隣地や自分の土地の土留めも兼ねているので、それも問題がある点も指摘しました。
新築や増築をするなら、ブロック擁壁を最低でも数百万円は掛けて作り直しの必要があり
隣地が絡んでいるので、費用もそうですが、実際にできるのか、という問題もありました。
契約前に建築のプロが物件を少しだけでも見いていたら、
一目瞭然で基礎のヒビや内部の傾きを指摘できましたし
ブロック擁壁の車庫の問題点も指摘できました。
そういうデメリットやリスクを織り込んでも欲しい物件だったら、問題はありません。
問題は、そういうデメリットやリスクを知らされず、
知らないまま購入して後で発覚して後悔する場合です。
しかも見る人が見れば、一目瞭然だったので残念です。
担当者が知らなかったのか、知っていても黙っていたのかは不明です。
担当者が建築士であっても、気付かない建築士もいるかもしれません。
ひとついえることは、みなさんはあまりに安易に契約してしまうこと、
知識もないのに、相手を信じてしまうことです。
TVでバンバン宣伝している有名な大手不動産業者でも、
信じられないトラブルや組織的な隠ぺいは、実際にあります。
担当者の人柄の良さを信じることと契約することは別にして、
もっと慎重にしっかり自分でリスクを知ってから、契約すべきです。
いまだに不動産のトラブル相談も、公的な機関で受けることが多いのです。
建築の話は、たくさんしてきたので、不動産のお話もアップしていこうと思います。
不動産業者登録を行って、土地や建物の不動産の紹介を正式に間に入る形にした方が
良いのかと、最近考えています。
……………………………………………………………………………
ご意見があれば、お気軽にどうぞ!
メールでのお問い合せ
注文住宅 横浜市
横浜市 一級建築士事務所
All contentsCopyright R 2018 mitasu
思うことが多いがのですが
契約してはいけない状態で契約してしまうか、
意味のない契約書で契約してしまうから、
問題を簡単に解決できなくなってしまうのです。
図面と契約書がキッチリしていれば、トラブルの解決は容易なのです。
そのため、ミタス一級建築士事務所では、
どこにもないフェアな独自の工事請負契約書を作成して
工務店にお願いして使ってもらっています。
それと同じように、「不動産を購入する前に相談してくれたら」
というトラブル相談も多いのです。
不動産購入の場合は、契約時に
「その物件のデメリットやリスクがわかっていない、知らされていない」という場合が多く
重要事項説明書と契約書の時点でなんとかできた場合もありますが、
それを知っていたら契約していない、
というケースが多いです。
不動産購入は人生で何度も経験することもはなく、知識のない素人が
担当者や不動産会社を全面信用して、あっさりプロにはめられる、という感じです。
ミタス一級建築士事務所で設計をする場合でも、
事前に土地や中古住宅を契約前に相談してくれれば
資料を見るだけでなく、現場を確認にいきます。
ただし、その物件は契約に至らない確率の方が多いです。
私がデメリットや余分に費用が掛かること、
リスク等をお知らせするからです。
判断は、すべておませしていますが、
時には不動産購入までに1年掛かってしまった、
2年掛かってしまったということがありますが
必ず「良い物件に出会えた」と感謝されています。
最近、不動産トラブル相談で事務所にお越しになり、問題になった例を述べましょう。
2年以上前に、モデルハウスを持ったハウスメーカーに新築の相談にいった。
不動産業も行っており、土地の紹介もしてくれるので
希望や予算を述べて探したが、予算的になかなか合うものがなかった。
そのため、中古住宅を購入してリフォームして住む方向に変えた。
ついにハウスメーカーが紹介してくれた物件を購入することになった。
リフォームプランも工事予算も作成してもらい、そこが工事も行ってくれるので
すべての予算が、予定通り納まるはずだった。
引き渡しを受けてみると、家が傾いていて基礎が折れていたことがわかった。
事前に観たときは、少し見ただけで気づかなかった。
建物に関しての保証は一切ない条件で契約購入したので、
住むために地盤補強や基礎補強などを行うと
1000万円以上、当初の予算から余分に掛かる見積もが出て困ってしまった。
ずっと相談して、勧めてくれたハウスメーカーの担当には、
「どこでも良いから安い業者を自分で探してやってください」
と縁を切られた。
それで「地盤と全体リフォームを安く予算内でやって欲しい」と
相談に来られたのですが、残念ながら遅すぎます。
資料や写真を見ると、建物と地盤の問題だけでなく、
車庫がブロックでできており
隣地や自分の土地の土留めも兼ねているので、それも問題がある点も指摘しました。
新築や増築をするなら、ブロック擁壁を最低でも数百万円は掛けて作り直しの必要があり
隣地が絡んでいるので、費用もそうですが、実際にできるのか、という問題もありました。
契約前に建築のプロが物件を少しだけでも見いていたら、
一目瞭然で基礎のヒビや内部の傾きを指摘できましたし
ブロック擁壁の車庫の問題点も指摘できました。
そういうデメリットやリスクを織り込んでも欲しい物件だったら、問題はありません。
問題は、そういうデメリットやリスクを知らされず、
知らないまま購入して後で発覚して後悔する場合です。
しかも見る人が見れば、一目瞭然だったので残念です。
担当者が知らなかったのか、知っていても黙っていたのかは不明です。
担当者が建築士であっても、気付かない建築士もいるかもしれません。
ひとついえることは、みなさんはあまりに安易に契約してしまうこと、
知識もないのに、相手を信じてしまうことです。
TVでバンバン宣伝している有名な大手不動産業者でも、
信じられないトラブルや組織的な隠ぺいは、実際にあります。
担当者の人柄の良さを信じることと契約することは別にして、
もっと慎重にしっかり自分でリスクを知ってから、契約すべきです。
いまだに不動産のトラブル相談も、公的な機関で受けることが多いのです。
建築の話は、たくさんしてきたので、不動産のお話もアップしていこうと思います。
不動産業者登録を行って、土地や建物の不動産の紹介を正式に間に入る形にした方が
良いのかと、最近考えています。
……………………………………………………………………………
ご意見があれば、お気軽にどうぞ!
メールでのお問い合せ
注文住宅 横浜市
横浜市 一級建築士事務所
All contentsCopyright R 2018 mitasu