コメント
 
 
 
江戸時代ともなると道中記なども出版されたから少しは… (yukariko)
2014-04-12 22:28:38
旅の道中の情報も多くなってはいたでしょうが、ネット時代の今とは全く異なり、友人や素封家、後援者の家を泊り泊りしてあれこれ尋ねながら、平家物語の戦いの跡や主要な人々の足跡を訪ねてゆかれたのですね。

今とは全く苦労の度合いの大きさの違う分、実際に歩いて得られた感動は激しく大きかった事でしょう。

そうして刊行された、『奥の細道』や『笈の小文』を後の世の人間が読んで、江戸時代にはもう『○○だった!』と平家物語の時代を数百年前の暮らしとで比較して味わい、想像するのでしょうか。

それにしても芭蕉の句は読む人の心情を揺り動かすようです。

 
 
 
実際に歩いた感動は大きかったようです。 (sakura)
2014-04-13 11:00:53
「須磨明石」の旅では、源氏物語や在原行平などの王朝物語風の部分と
源平合戦の古戦場、偉大な先人柿本人麻呂の足跡を辿って須磨に戻り、
光源氏が須磨で住んだ所とも伝えられる現光寺の庵に宿泊しています。
『笈の小文』の旅の七ヶ月後には、『奥の細道』の旅に出発、
名所・歌枕を訪ねながら西行の足跡を辿り、門人や金持ちの風流人の家、寺などに泊まっています。
西行や能因法師を思い浮かべながら、実際に現地に足を運ぶと
彼らの風雅の歴史が思い起こされ、それが心に入り込み、
その地の風土とともに、さまざまな感慨を芭蕉に与えたようです。

 
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