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見る鉄日記 山里の駅の「SL人吉」

2010-03-08 | 鉄道
球磨川の畔、山里の駅に到着した「SL人吉」 JR肥薩線坂本駅にて

先週末の3月6日から平成22年度の運行を開始したJR九州の大人気SL列車「SL人吉」
運行初日のファーストランは地元の駅と鉄橋で見送りましたが、
運行2日目は山里の懐かしい雰囲気漂うJR肥薩線の坂本駅まで出かけて、のんびり『見る鉄』してきました。



日曜日の昼過ぎに八代市内から坂本方面行きのバスに乗って球磨川沿いを走り、坂本駅に到着。

趣きのある坂本駅の駅舎。100年前に肥薩線が鹿児島本線として開通した当時からそのままの建物なんでしょうね。
現在は無人駅となっていますが、駅舎と駅前広場はきれいに整備されています。

駅裏の斜面の上にある生活道路に登って、駅を見下ろしながら待つこと暫し。
遠くから汽笛とドラフトが聞こえてきました。


山里の駅に到着して、一息つく上り熊本行き「SL人吉」。

プラットホームまで降りて行って、間近からじっくり蒸気機関車を堪能することにします。

列車から降りて記念撮影に興じる乗客と、機関車58654の具合を確かめる鉄道員たち。

やがて出発時刻が迫ります。
客室乗務員の鳴らすハンドベルの合図に促されて、乗客が車内に戻ると、機関車58654が呼吸を整え始めます!

汽笛長声、「SL人吉」坂本駅を発車!

列車が行ってしまうと、後には煙と香ばしい「汽車の匂い」だけがいつまでも棚引いていました。
坂本駅は静寂に包まれ、早春の日がゆっくりと暮れていきます。

さて、僕も帰ろうかな。
次の八代行き普通列車は…1時間後か。


静かな山里の駅で、SLを満喫した『見る鉄』の日曜日でした。